”怯えは依存心の強い者の特徴”

たとえば、人間は明日はどうなるかはわからない。
元気な人が突然倒れることもある。
事故に遭うこともある。

依存性の時期には、味方が一人倒れればそれはパニックになるほどの事件だった。
人の力で自分を守ろうとしていたから、味方がいなくなれば恐怖に陥る。

しかし、自立性を獲得してからは、それはパニックではない。
自分の姿勢を守り、淡々と自分の意見を言い続ける。
それは通らないときもあるだろうが、恐怖の心理状態には陥らない。

依存心の強い時期には、見方を失うことは「怖い」ことなのである。
しかし、自立性を獲得してからは、それは「困ったこと」であっても怖いことではない。
作戦を変えることはあるだろうが、怯えることではない。

心理的な恐怖とか怯えは、依存心の強い者の特徴である。

ではノイローゼになったり、うつ病になった時にはどうすればいいか。

人は、そう簡単に自立できるものではない。
あなたの中の依存への欲求はものすごい。
だから今おかしくなったのである。
だから今、ストレスで眠れないのである。

あなたはノイローゼになるように生きてきたのである。
それがあなたの運命なのである。

うつ病になる人はうつ病になるように生きてきたのである。
だからうつ病があなたの運命なのである。

うつ病だろうがノイローゼだろうが、それをまず自分の運命として受け入れる。

そして心の中で、「オレはうつ病だ!」と叫んで生きればいい。
心の中で、「オレはうつ病だ!」と騒いでいればいい。
「オレはうつ病だー、うつ病で何が悪いー」と心の中で叫んでいればいい。

対人恐怖症、社交不安障害を克服するには心の中で「オレは対人恐怖症だ!」と受け入れることである。

※参考文献:自分の受け入れ方 加藤諦三著