アイデンティティーの確立

”なぜ世間に振り回されるのか”

なぜこうなってしまうのか。
それはその人のアイデンティティーが確立していないからである。

自分は太郎であるというアイデンティティーがかくりつしていないから、テニスを始めるとプロのテニス選手と自分を比較してしまう。

ダイエットを始めて一週間後に、カトリーヌ・ドヌーブやロバート・レッドフォートと比べてしまうのは、ダイエットを始めた人が自分は自分であってカトリーヌ・ドヌーブやロバート・レッドフォートではないというアイデンティティーが確立していないからである。

これは、ハーヴァード大学の心理学教授エレン・ランガ―さんが私との共著のなかで述べていることである。

離婚をして不幸になった次郎が、幸せな結婚生活をしている人を羨んでいるとする。
次郎は、自分は離婚をした人間であるということを含めて、自分のアイデンティティーが確立していない。

アイデンティティーの確立は、エリクソンの言う通り、青年期の課題である。
悩んでいる人は、そのときそのときの心理的課題を解決することなく、心理的に安易な生き方を選んでしまった。

アイデンティティーの確立されていないまま母親になる人もいる。
そうなると子供はたまらない。

子どもに対するときも、自分自身に対する時も同じである。
子どもの能力を考えないで、この大学はここがいいから子供を入れたいという母親である。

自分の子どもはこういう子供であるという認識がまったくない。
自分の子どもの適正も能力も無視している。

「この大学は物理学の研究が世界的に有名だから子供を入学させたい」という母親がいた。

自分の子どもが物理学を好きか嫌いか、物理学に向いているか向いていないか、それだけの能力があるかないかは関係なく、ここがいいから「入学させたい」と言う。

自分が全くなくて、世間の基準しかない。
自分を起点にして何かを考えていない。

子どもの方も、母親の期待を内面化しているだけで完全な自己不在である。
母親の言う通り物理学の研究が世界的に有名な大学に入りたいと願う。何をするにも自分という基準がない。

愛されていない人は、たいていの場合、基準が高すぎる。

対人恐怖症、社交不安障害を克服するには、まずアイディンティティ―が確立されている人から付き合いましょう。

※参考文献:自分の受け入れ方 加藤諦三著

 

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