アダルトチルドレンの回復の途上にある人たちに、コントロールを手放したことで何が起こったかを聞いてみると、こんな答えが返ってきます。

◇心の平和、平安

◇リラックス

◇人の話が聞けるようになった

◇自分の気持ちに耳を傾けられる

◇自分を信頼できる

◇怖れがなくなる

◇自発的になる

◇楽しめる、遊べる

◇気力がわいた

◇今の感情がわかる

◇自分や他の人と親密になれる

これらが、手放すことで得られるご褒美なのです。

コントロールを手放すのは、一度に身につけられることではありません。

気持ちの上で安全だと感じられる分野から練習をすることです。

どの店で買い物するかを成り行きに任せて「手放す」こともできるし、どの映画をみるかについてこだわるのをやめたり、旅行の交通手段を誰が決めるかにこだわるのをやめることもできます。

練習を重ねるにしたがって、徐々に痛みを伴う分野についてもコントロールしようとしなくなり、たとえば過去を埋め合わせようとすることや、現在の自己破壊的な行動も、手放すことができるようになるのです。

コントロールの課題に回復の4ステップを応用する例をあげておきます。

ステップ1.あなたがどんなふうにコントロールの行動(外面でもない面でも)を身につけたかを思い起こし、そのときの感情を当時は表現しなかったものも含めて、思い起こしてください。
当時の痛みを感じてください。

ステップ2.過去の体験が現在のあなたや、あなたの人間関係にどんな影響を与えているか確かめましょう。

ステップ3.コントロールの必要性について、あなたが心に取り込んだ信念を見つけ出してください。
それは今のあなたにとって害になっていますか、助けになっていますか?
あなたが手放したいものと、これからも持っていたいものとを見分けましょう。

ステップ4.あなたの生活の中で、コントロールをある程度手放したい分野はどこか、考えて下さい。
比較的安全な(やさしい)ものから、怖さを感じる(難しい)ものまで順番にリストアップします。
一番安全なものから始めましょう。
それを信頼できる人と分かち合ってください。
その人とともにプロセスを歩んでください。

※参考文献:子どもを生きればおとなになれる<インナーアダルト>の育て方 クラウディア・ブラック著 水澤都加佐監訳