ポジティブな言葉をセルフトークしてみる

日常生活の中で、自分を奮い立たせるために「がんばるぞ」とか、「よし、やるぞ」「負けるもんか」などと、思わず口にすることがあります。

こうしたことを意識的に行うのが、セルフトーク法(または、セルフ・ステートメント法)です。

人付き合いの苦手意識の強い人は、無意識のうちに自滅的なセルフトークをしており、それがいっそう不快な感情を強めてしまいます。

たとえば、何か事態が生じると、「大変だ!」「もう、だめだ!」「困ったな~」「嫌だな~」などの自滅的なセルフトークをしてしまいがちです。

セルフトーク法とは、こうした自滅的な傾向を、適切なセルフトークによって改善しようとするものです。

人付き合いの苦手意識に効くセルフトーク法

人付き合いの苦手意識に対して有効と思われるセルフトークの例をあげてみます。

不安のために他のことが手につかないとき

「今、しなければならないことだけを考えよう」
「心配しない。心配しても何の役にも立たない」
「本来の課題だけに集中しよう」

不安場面に直面したとき

「ありのままの自分でいよう」
「大丈夫、大丈夫。全力を尽くせばよいのだ」
「自分はこの試練に立ち向かうことができる」
「今、ここだけに集中しよう」
「怖いのは当たり前。付き合っていこう」
「リラックス、リラックス」
「完璧なんて必要ない」

人間関係で傷ついたとき

「気にしない、気にしない」
「陰口なんか、へっちゃら」
「人は人、自分は自分」
「どう思われようと、痛くもかゆくもない」
「もう、済んだこと」
「過去のことは忘れる。大事なのは今と未来」

対処できたとき

対処できたら、次のようなセルフトークで自分を強化します。
「よくやった!」
「だんだんよくできるようになっているぞ」
「えらいぞ、よくがんばった」

このように、その時々で、自分でピッタリくると感じられるステートメントを使います。

他の人がいるときは頭の中で唱えざるを得ませんが、声に出したほうがいっそう効果的です。

また、気分を変えたり、ストレスのプレッシャーを跳ね返すのに、歌が有効な場合も少なくありません。

元気が湧く歌、勇気づけられる歌、落ち着く歌。

そんな自分の愛唱歌があれば、セルフトークならぬ、セルフ・ソングでもよいのです。

明るく前向きになる言葉を口に出そう

自分の否定的・自滅的な口癖や思考傾向をチェックして、日常生活の中で肯定的なセルフ・ステートメントに置き換える努力をすると、明るい精神生活に有効です。

「大変だな」と否定的になる人は、「世の中、なんとかなるものさ

「嫌だな」と言うことが口癖なら、「快適、快適

「運が悪いな」と思うことが多いなら、「ラッキー、ラッキー

「不幸だ」と思うなら、「幸せ、幸せ

つい「無理だ」と思ってしまう人は、「やってみなければわからない」「やってみてから結論を出そう」「絶対手段があるはずだ」などと言ってみることです。

「・・・してくれない」とか「自分だけが・・・」といった考えや言葉が多い人は、「他の人は他の人、自分は自分」「自分がしなければ何も変わらない」などの言葉で置き換えます。

自信のなさが不安を生んでいると感じる人は、自信を与えるステートメントを多用することです。

自分を信じよう」(これこそ本当の「自信」の意味です)

大丈夫、きっとできる」など。

こうした訓練を積み重ねていくことで、明るく、前向きな自分に少しずつ変わることができます。

沢山は必要ありません。

自分の好きな言葉ならいろいろな場面で使えます。

座右の銘と重ねる形で、好きな言葉をストックしておくことです。