反応が遅いのは大減点

安全基地を必要とするときというのは、困っている時である。

助けを求めているのに、すぐに応えてくれなかったら、命にかかわるかもしれない。

泣いているのに、放っておかれたら、捕食動物にさらわれてしまうかもしれないし、川に流されてしまうかもしれない。

反応が遅いことは、生物学的に危険なことであり、安全基地としては欠陥なのである。

安全基地とみなされるためには、素早い反応が求められる。

それによって、自分が見守られている感覚を味わうのである。

そのことは、昔も今も、子どもにとっても大人にとっても、変わらない原則である。

助けを求めてメールを出したのに、忘れた頃に返事が来たのでは、見捨てられたような思いの方が強まってしまう。

これだけ放っておいて今更何だと怒りさえ湧いてしまう。

愛着障害の人は、友人や恋人に出したメールの返信が遅いだけで、精神的に不安定になってしまう。

安全基地であるためには、まめであることが重要である。

マメな反応ができない人は、最初から期待させないように、そのことを説明しておいた方が良い。

※参考文献:愛着障害の克服 「愛着アプローチ」で、人は変われる 岡田尊司著