回避型愛着スタイルの特徴

回避型愛着スタイルの最大の特徴は、他人との間に親密な関係を求めようとしないという点にある。

回避型愛着スタイルの人は、自分の心中を明かさず、相手が親しみや好意を示してきても、そっけない反応をしがちである。

回避型愛着スタイルの人は他人と一緒に過ごすことよりも、基本的に一人で何かすることの方が気楽に楽しめる。

回避型愛着スタイルの人は、他人と過ごすことにまったく興味がないわけではないし、その気になればできないことはないが、そこには苦痛と努力を伴うのである。

その中には、回避性パーソナリティ障害と呼ばれるようなタイプの人も含まれる。

このタイプは、傷つくことや拒否されることに極度に敏感で、そうした危険を避けるために、人と親密になったり、自分が目立ったり、責任を担ったりすることを極力避けようとする。

しかし、回避型愛着スタイルの持ち主は、回避性パーソナリティ障害のように不安が強く、消極的なタイプの人ばかりではない。

一見すると、自信に満ち、傲慢な人や、冷酷、人を平気で搾取するようなタイプの人もいる。

だが、見かけは正反対でも、親密な関係や持続的な関係をもつことを避けようとする点では共通している。

つまり、回避型愛着スタイルの本質は、不安が強いとか消極的ということではなく、親密な信頼関係や、それに伴う持続的な責任を避ける点にこそあるということだ。

親密な信頼関係とは、持続的な責任と結びついている。

回避型愛着スタイルの人は、それを面倒に感じてしまうのである。

たとえば社会的にも経済的にも結婚や子育てが十分可能な境遇にあっても、それらを重荷に感じ、是が非でも結婚したい、子どもをつくりたい、という意欲や関心が乏しい傾向がみられる。

持続的な責任が生じることを意識したとたんに、愛の情熱さえ冷めてしまう場合もある。

回避型愛着スタイルのもう一つの特徴である感情や情緒を抑える傾向も、親密な関係や持続的な責任を避けるということと、実は密接に結びついている。

なぜなら親密さは、情緒的なものなくしては成り立たないからだ。

情緒的なつながりこそが愛着であり、本当の親密さなのである。

しかし、情緒的な愛着が生まれることは、そこに持続的な責任が生じることを意味する。

責任から逃れるためには、愛着は足かせになる。

愛着を稀薄にしかもたないことは、親密な関係を避けるとともに、持続的な責任に縛られるのを避けることでもある。

その意味で、回避型愛着スタイルの適応戦略は、親密さをさけることで、情緒的な束縛や責任からも自由でいようとする生き方だと言えるだろう。

※参考文献:回避性愛着障害 絆が稀薄な人たち 岡田尊司著

 

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