安定型愛着スタイルの特徴

安定型愛着スタイルの第一の特徴は、対人関係における絆の安定性である。

安定型愛着スタイルの人は、自分が愛着し信頼している人が、自分をいつまでも愛し続けてくれることを、当然のように確信している。

愛情を失ってしまうとか、嫌われてしまうなどと、思い悩むことがない。

自分が困ったときや助けを求めているときには、それに必ず応えてくれると信じている。

だから気軽に相談したり、助けを求めたりすることができる。

また安定型愛着スタイルのもう一つの特徴は、その率直さと前向きな姿勢である。

人の反応を肯定的に捉え、自分を否定しているとか、蔑んでいるなどと誤解することがない。

そもそも人がどういう反応をするかということに、あまり左右されることがない。

自分が相手の要求を拒否したり、主張を否定したりすると、相手が傷つき、自分のことを嫌うのではないかと心配したりはしない。

自分の気持ちを偽ってまで相手に合わせるよりも、自分の考えをオープンにさらけ出した方が、相手に対して誠実であり、お互いの理解につながると考える。

自分の意見や気持ちを口にすることイコール、相手を否定することではないからだ。

相手を信頼し、尊重しているからこそ、本音で話すのだと考える。

互いに意見を述べて、論じ合うときも、がむしゃらに議論に勝とうとしたり、感情的に対立したりするのではなく、相手への敬意や配慮を忘れない。

相手の主張によって自分が脅かされたとは受け取らないので、客観的なスタンスを保ちやすいのである。

愛する人との別れに際しても、悲しい気持ちを抱きながらも、その気持ちに圧倒され、心が不安定になったり、生きていく勇気を失ったりすることはない。

自分の中に、大切な存在は生き続けていると感じ、それまでの愛情に応えようと、前向きに生きていこうとする。

仕事と対人関係のバランスが良いことも、大きな特徴であり、共に楽しみながら取り組むということが自然にできる。

そのため、ストレスを溜め込みにくい。