浦島太郎と運命の心理

浦島太郎の話

海辺でカメが子供に苛められている。

太郎はそのカメを助けた。そして、海に逃がしてあげた。

カメは自分の投影である。

ある日、釣りをしているとその替えが海面から首を出した。

そして、お礼にと海底の御殿に招待される。

太郎は竜宮城に行く。

そこで乙姫様と会う。

夢のような毎日を過ごして、玉手箱をもらって、母親の村に戻ってくる。

ところが村は変わっていた。

そこで玉手箱を開ける。

そして、現実を見る。

しかし太郎は、十分満足しているから、現実に接しても生きられる。

もう老人でもいい。

この物語は、人は幼児的願望を満たされて初めて老人になれるということを教えている。

対人恐怖症、社交不安障害の人や生きることに疲れた人は、人から認めてもらいたいから、自分を偽って無理をして努力してきた。

幼児的願望としての愛は、常に愛されることである。

人は大人になっても幼児のように常に愛される側だけにいるわけではないから、
幼児的願望を持つ者はいつも不満である。

例えば、今まで名誉を求めて頑張ったのは、名誉を得れば人が認めてくれて、チヤホヤしてくれると期待したからである。

つまり、名誉を得れば幼児的願望を満たせると思って頑張ったのである。

しかし、結果はそれほど認めてもらえなかった。そこまでしても認めてくれないということで憎しみが生じる。

つまり、頑張っても認められないと、心の底に憎しみが堆積する。

そして、生きることに対する疲労感でおしつぶされそうになっていく。

対人恐怖症、社交不安障害を克服したい人は、浦島太郎のように自分の運命を素直に受け止めることが大切である。

※参考文献:自分の受け入れ方 加藤諦三著

 

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