それぞれの役割は、おとなになってから自分を縛り付けるだけではありません。

同時に、その役割が持っている強みもあるのです。

自分が取ってきた役割を理解し、その中にある「強みと弱み」とに気づくことが必要です。

それがわかれば、役割のうちでどの部分が自分にとって害があり手放すことが必要なのか、どんな強さを大切にし、もっと育てていけばいいのかが見えやすくなるはずです。

表に、役割の強みと弱みをまとめました。

●自分にあてはまるのはどんな役割ですか?
あてはまると思った役割(複数でも)について、自分が感じる強みと弱みとを書き出してください。

役割の強みと弱み

責任を負う子
強み 弱み
しっかりしていて有能
リーダーの資質がある
決断力がある
自分から行動を起こす
完全を期す
目標に向けて行動する
自分で自分をきたえる
人の話が聞けない
人に従うことができない
遊ぶことが苦手
柔軟性・自由な発想に欠ける
正しくなければいけない
すべてコントロールせずにいられない
間違うことを非常に怖れる
順応者
強み 弱み
柔軟性がある
人に従うことができる
流れに任せることができる
悪い状況でも逆上しない
自分から行動を起こせない
決断を下すのが怖い
こうしたいという方向性がない
選択肢をあげられない
自分の力を知らない
なだめ役
強み 弱み
思いやりがある
人の気持ちがわかる
話を聞くのが上手
人の様子に敏感
気前がいい
素敵な笑顔と温かい態度
人に世話をしてもらうのが苦手
自分の気持ちに目を向けられない
罪悪感にとらわれやすい
人の怒りを非常に怖れる
相手の理不尽な行動に耐えてしまう
アクティング・アウト
強み 弱み
自分の感情に素直
否認が少なく、自分に正直
創造性がある
ユーモアのセンスがある
リーダーシップをとれる
怒りの表現が不適切
指示に従うことができない
他人の境界を侵略する
若年で社会的トラブルを起こす(学校の中退、依存症、十代の妊娠など)

※参考文献:子どもを生きればおとなになれる<インナーアダルト>の育て方 クラウディア・ブラック著 水澤都加佐監訳