悩んでいる人に共通してわかったことがある。

それは、欲張りだということである。

いかに自分のまわりにいる人たちが酷いかということを延々と言う。

同僚が悪い、先生が悪い、上司が悪い、親が悪い、恋人が悪い、部下が悪い。

「悪い悪い」とこれでもかと言う。

これなら悩むだろうなとつくづく思う。

とにかく要求がものすごい。これでは周囲の人はかなわないから逃げ出すだろうなと思う。

赤ん坊は母親にむちゃくちゃなことを要求する。

悩んでいる人は大人になっても周囲の人にこの赤ん坊のような態度で接する。

そして、このむちゃくちゃなことが通らないと言っては傷つき、怒り、悩む。

そして、「私だけが立派」と思っている。

さらに、問題が起きてもそれを解決しようとしない。「この辛い私を理解して」が最優先している。

悩んでいる人達には、もう一つ共通点がある。

それは、恨み辛みの原因である。

悩んでいる人たちは、誰かに尽くして裏切られたというよりも、「だれそれが自分に何をしてくれなかった」という恨みなのである。

悩んでいる人は、自分が人に尽くしていない。人の為に働いていない。

そして、本人は人の為に、まったく努力していないということである。

人が自分に尽くしてくれないといって周囲の人を恨んでいる。

人から何かをしてもらうのがあたりまえに思っている。

これなら周囲の人を恨むのは当然だろうと思う。

幼児的願望を満たされないで育った人は悩むものだと、つくづく思う。

そして最後は、対人恐怖症、社交不安障害や憂鬱になる。

自分でも自分が重苦しくなる。

周囲の人もやりきれないが、本人もやりきれない。

対人恐怖症、社交不安障害を克服したい人は、他人を悪いと思っている自分がいるか、それは正しいことなのか、分析してみることが一歩である。

※参考文献:自分の受け入れ方 加藤諦三著