愛着スタイルは、自らの死に対する姿勢においても、その違いがはっきりみられる。

不安型愛着スタイルの人は、死の恐怖や不安を抱きやすく、死について考えることも多い。

回避型愛着スタイルの人は、そういうことがあまりない。

死に対する恐怖が小さい傾向がある。

死を恐れる理由についても、大きな違いがみられる。

不安型愛着スタイルの人は、死によって社会的な関係が絶たれてしまうがゆえに恐れる傾向がある。

たとえば「私が死んだら、私のことは忘れられてしまう」とか「死んだらあの人にもう会えない」といった具合にである。

死を対人関係の延長の中で位置づけて理解しているのである。

回避型愛着スタイルの人が死を恐れる理由として代表的なのは、「死んだらどうなるかわからない」というものである。

回避型の人は自分の人生を自分でコントロールしようとするが、死の不確定性は、そのコントロールを破綻させる。

それゆえに厄介だと感じるのである。

安定型の人は、死を肯定的、建設的に乗り越えようとする。

死という解決不能な問題自体にとらわれるのではなく、自分の貢献が死後も生き続けることに精を出そうとするのである。

具体的には、子どもや次の世代に関心や愛情を注いだり、創造的な活動や社会貢献に努めようとする。