疲れているとイライラしやすい、ということは多くの人が感じていると思います。

あるいは、猛暑日には意味もなくイライラする、ということもあります。

案外知られていないのですが、うつ病のときの症状の一つに「イライラ」があります。

うつ病というと、元気がなく、しゅんとしているイメージかもしれませんが、実はイライラして人に当たったりしている場合も少なくないのです(そしてもちろんうつ病の人ですから、自分を責める気持ちは強く、イライラして他人に当たる自分のことを責めています)。

うつ病は心身のエネルギーが枯れ果てた結果の病気だと言うことができますが、エネルギーが十分にあれば、ある程度「本来あるべき状態」とは違うなと感じても、「まあそんなこともあるだろう」と許容することができます。

これは、「本来あるべき状態」の再設定が自分の中で行われたと言うこともできるでしょう。

あるいは、多少はイラッとしても、自分の中で考え直して、イライラへと移行しないように、自分でコントロールすることもできます。

いずれも、「考えるエネルギー」によるものだと言えるでしょう。

しかし、エネルギーがなくなってしまうと、「考えるエネルギー」もなくなってしまいますので、許容することも、感情をコントロールすることもできなくなる、と考えるとわかりやすいと思います。

うつ病のときだけでなく、疲れているとき、猛暑で全体に消耗しているときなど、自分のコンディションが悪いときには、やはり許容したり感情をコントロールしたりするエネルギーが減ると言えます。

ですから、コンディションがよければ耐えられるような「本来あるべき状態」からの逸脱に耐えられず、イライラし続ける、ということになってしまうのです。

ポイント:疲れも「イラッとする」センサーを敏感にする。