どこから手をつければよいのかわからない。

自信がなくなり、自己否定に陥って、絶望的に感じられる。

心傷つく体験をすると、あれこれ浮んできて、それらがごっちゃになって、つらい気持ちが頭の中全体に広がっていることがあります。

自分で自分を苦しめてしまう人の特徴は、考えすぎることです。

ですから、考えることを仕事とする人に、昔からノイローゼの人が多かったのです。

乱雑な机周りや部屋を整理整頓すると、気分がすっきりします。

これと同じで、雑多なことを考えすぎて落ち込んでいるときは、頭の中を整理することで、気持ちが軽くなります。

私が行っている頭の中を整理する手順を紹介します。

1.気がかりなことを書き出す

気になっていることを思いつくままに書き出します。

やや大きめの付箋紙に、一枚に一つずつ。

私は5センチ×7.5センチのものを使っています。

少しもったいない気もしますが、心地よさには換えられません。

心配事は頭の中で大きく広がるので、たくさんあるように感じられます。

ところが、こうして書き出してみると、意外に数が少ないということがわかります。

2.書き出した事項を四つに分ける

一つは「やらないもの」、二つ目は「対処のしようがないもの」三つ目は「すぐやるもの」、四つ目は「計画を立てて対処するもの」とします。

3.「やらないもの」を決める

「やらないもの」と「対処のしようがないもの」は、「やらない」と覚悟すればすっきりします。

「やらないもの」とは、過度の責任感や義務感、過度の配慮によってやる必要があると思い込んでいたものです。

やってもやらなくてもたいした違いがないことであれば、割り切って「やらない」と決めてしまった方がすっきりします。

「対処のしようがないもの」とは、過去の出来事とか、自分ではどうにも対処できないことです。

これは「実際生じたときに対処する」と覚悟を決めます。

どうにもできないことはそのままに受け入れることが、安らかな心を得るコツです。

「やらない」と決めたものは、その付箋紙を破り捨てます。

これで、頭の中を占拠していた気がかりのいくつかが消滅します。

4.「すぐやるもの」を済ませてしまう

簡単に済むものから順に重ねていき、上からどんどんと処理していきます。

とにかく「とりあえず」の思想で、簡単にできることから済ませてしまうことが心を活性化するコツです。

5.「計画を立ててやるもの」は、簡単な手順と実行する日を決める

気になりながら放ってある雑務とか、大事な仕事の最中に紛れ込む細かな雑事などは、「すぐやるもの」として処理できれば最高です。

しかし、それができないときには、処理するための手順を確認し、その手順を実行する日時を決めて付箋紙に書いておきます。

こうすれば、少なくともその日時までは意識から排除されるので、気にならなくなります。

困難と感じられることでも、それを処理するための手順を見通せれば、ストレスは減少します。

このように、実際には処理をしなくても、心理的な処理をしてしまうと、ずいぶんと気持ちが落ち着くものです。

●まとめ

頭の中を整理して、気持ちを落ち着けよう。

※参考文献:「つらい人間関係」がぐっと楽になるヒント 根本橘夫著