短所も自分の個性である

“短所も自分の個性だ”

あなたが長いことストレスにされされて生きてきた結果、あなたの脳がカテコールアミンというストレスホルモンが出やすくなっているとする。

あなたは、他の人に比べカテコールアミンがすぐに出てしまう脳を持っているのだから、すぐに不安な緊張に苦しんでもしようがない。
普通の人がストレスを感じないときでも、あなたはストレスに苦しむ。

あなたの過去は変えられない。

だから、あなたが何かにストレスを感じて眠れないとしても、それはしょうがない。
脳がそうなってしまっているのだから。
その人にとっては眠れない夜を過ごすことが生きることなのである。

何も社会的に認められる業績を上げることだけが立派にいきることではない。

愛や美を体験することだけが生きることではない。

歪んだ脳と正常な脳があると思うからおかしくなる。
なんでもないことでもすぐにストレスで緊張してしまう自分の脳も脳なのである。
それが自分の脳の個性なのである。

私は脳を勉強し、つくづくそう思う。
心の底からそう思う。

すぐにカテコールアミンというストレスホルモンが出てしまう自分の脳で生きることが、自分の人生を生きるということである。

他人と自分とを比較できないということは、そういうことである。

私たちは、まず自分の今の脳の状態を受け容れなければならない。
それが新しい出発の第一歩である。

脳を変えるためには、今の自分を正直に認めることである。
今の自分を知ることである。

タコが自分は足が八本あると知っていれば、自分はヒラメやアユとは違うと理解する。
他の魚は自分とは違うとわかる。そこで自分を基準にして物事を判断できる。

タコが自分を分からないと、「あなたはヒラメなの?アユなの?」と聞かれて答えられない。そして両方にいい顔をする。
タコが自分を分からないと、「あなた、どっちなのよ」と聞かれてイエスともノーとも言えない。

親が幼児期にタコに、タコと教えなかったことがいけない。
親がクジラに憧れているとする。
その憧れを心理的に外化して、子供に「おまえはクジラだ」と教えた。
そこでタコの悲劇が始まった。

いつも焦っている人がいる。
悩んでいる人は現実の自分から出発していない。
こういう人は「現実の生身の自分」がいるわけではない。

たとえば、明日の重要な会議で、自分はあることを発表しなければならないのに、だらだらと過ごしてしまう一日がある。
時間があるのに準備が思うように捗らないことがある。
したがって、準備不十分のまま会議で発表をしなければならないこともある。
そうなれば自分の評判が落ちることもある。

しかし、「自分はそういう人間だから仕方ない」と、悩んでいる人は考えない。
自分は効率的に動けない人間であるという現実から出発しない。
十分に準備をして、素晴らしい発表をする人間でなければ気がすまない。

こういう人は、発表の前夜は「この時間に深く熟睡しよう」とか、「明日は忙しいから熟睡しよう」とか思う。

ちょっとしたことで寝られないのが自分なのである。
ちょっとしたことがストレスになって寝られないから自分なのである。

対人恐怖症、社交不安障害を克服するには短所も自分の個性と心得ることである。

※参考文献:自分の受け入れ方 加藤諦三著

 

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