私たちはおとなになっても、かつてのルールを自分に課しています。

自分の感覚を信じず、裏切られないようにと身構え、口を閉ざしてこらえているのです。

古いルールに従うだけの生き方を、自由に語り、信じ、感じる生き方へと変えるには、どうしたらいいのでしょう?世代をこえて引き継がれてきたルールのもとをたどり、それを問い直し、あなた自身の新しいルールをつくればいいのです。

そして同時に、過去の出来事なのに今もあなたを傷つけているものに向き合って、悲しみを癒やす作業が必要です。

こうやって再生のプロセスを通ることで、あなたの人生のコースを変える事が出来ます。

自分はどこか変なのではと疑って、見かけを完璧に取り繕うために、超人的な努力を続ける必要はもうありません。

人々を遠ざけておくためにバリアを張っていなくてもいいのです。

自分で選びさえすれば、新しい生き方は可能です―いつからでも。

若くても、中年でも、もっと年をとっていても、何歳であろうと、回復はあなたが望みさえすればそこにあります。

生き方のコースを変えるのは、「あなたがあなたでなくなる」ことではありません。

「本来のあなたでないもの」に縛られなくなるという意味なのです。

それは、痛みから自由になること。

あなたという人間は、痛みが洋服を着て歩いているわけではないのです。

自由になるために、あなたはいったん過去の痛みの中を通りなおす必要があるでしょう。

けれども、今のあなたは一人ぼっちではないし、無力な幼い子どもでもありません。

そして忘れないでほしいのは、あなたがかつて子ども時代にどんな体験をしたにせよ、そのとき見たり聞いたり感じたことや、そこから受け取った解釈は、あくまで子どもの視点によるものだということです。

子どものあなたがその体験から「自分には価値が無い」「私が悪いんだ」と信じ込んだとしても、それは真実ではありません。

あなたは決して、悪くなかったし、無価値でもなかった、そして今だってそうです。

私は、いつかあなたが心から言えることを願っています。

「私は素晴らしい。私はこれでいい。私には価値がある」と。

過去を探り、過去と現在とのつながりを探ることは、暗い部屋に明かりをともすような作業です。

部屋の内部にあるものは変わりませんが、今では自分の行く手が見えるし、危ない目にあうことなく自分の好きなときに入ることも出ることもできます。

もう恐怖に突き動かされることはない―自由が、あなたを動かす力となるのです。