人付き合いが苦手

人付き合いが苦手を克服するとは

人付き合いが苦手を克服するとは、例えば、立食式のパーティーなどに参加して、みんなはそれぞれ会話を楽しんでいるのに、自分だけポツンと独りぼっちで居場所が無い。それを自分もパーティーの輪の中に入って、みんなと会話や食事、雰囲気を楽しめるようになることである。

しかし、無理に会話をする必要もなく、食事をすることなく、楽しむことである。

また、別の例を挙げると、会社のプレゼンなど、人前での話をするとき、声が震えてしまい、自分は変なんじゃないかと緊張してしまい、苦痛を感じる。それを声を震えながらでもいいので緊張せず人前で話ができるようになることです。

必ずしも声を震えることなく話ができるようになることではない。

人付き合いが苦手な原因

遺伝との関係

人には、不安遺伝子sと安心遺伝子lがある。その組み合わせによって人付き合いが苦手かどうかが大きく左右される。

タイプssが一番不安になりやすく、日本人の約7割を占めると言われていて人付がい苦手になりやすい。

そしてタイプlsが次に不安になりやすく、日本人の約2割を占めると言われている。

そしてタイプllは一番安心しやすく、人付き合いが楽になりやすい。これは日本人にはほとんど見られない遺伝タイプですが、アフリカなどでは8割を占めるという。

そしてヨーロッパが次に安心遺伝子を多く持っている。

この、国によってのばらつきはなぜ起こるかというと、人類はアフリカに始まり各地に移動していったと考えられている。その移動の中で、動物に襲われたり、飢えで死んでしまったり、海を航海中に難破してしまったりして多くの人が亡くなった。そこで移動の途中で死ない為に不安になることで身を守る知恵や術をつけたと考えられる。

日本は、その移動の一番遠い地点だったため、不安遺伝子が多いという結果になったといえる。

アダルトチルドレンとの関係

小さい頃、親がアルコール依存症だったり、うつ病だったり、過保護、過干渉だった環境で育つと人付き合いの形成に歪みを発生させやすい。

例えば、ごはんは絶対残さず食べなければいけないといったような決まりがあるとする、しかし人間なら、調子が悪く食欲が無いときだってある。

しかし、そこでごはんを残し、怒られる。といった家庭で育つと大人になってから、人と外食するとき残さず食べなければいけない、と緊張して、食欲が無くなってしまうということが起こる。

愛着との関係

小さい頃、親から豊かな愛情を受け取った人は、安心した人付き合いができやすい。

しかし、小さい頃、親から豊富な愛情を受け取れなかった人は人付き合いが苦手になりやすい。

特に人付き合いが苦手な人は、恐れ回避型の愛着スタイルの人が当てはまる。

小さい頃、何らかの理由で親から話され、親戚に預けられた人などは人付き合いが苦手になりやすい傾向がある。

人付き合いが苦手を克服することについてあれこれ考えてみる

人はいつか死ぬ、そこから人生を考えよ

俳優の片岡鶴太郎が言っていた言葉ですが、「人はいつか死ぬ、そこから人生を考えよ」というフレーズがとても印象深く残っています。

死んでしまうことに比べたら、人前で失敗したり、恥をかいたりするくらいどうだっていいじゃないかと思います。

プロの登山家であっても人前では緊張する

数々の危険な登山を達成したある人は、そんなに命がけの達成をしたにもかかわらず、人前に立つと、恐怖で足がすくんでしまうということです。

なので、人付き合いが苦手を克服するのに、滝行に打たれても、危険な登山を達成しても、世界の最果てに行っても、成功することはありません。

車がエンジントラブルで走らなくなりました。

タイヤを高性能なものにすれば直るか?車体をワックスで磨けば奇跡が起きて直るか?やっぱり直りません。

この車を走るように直すにはただ一つ。エンジンを直すことです。

安全確保行動

赤面恐怖症の人が髪の毛を伸ばして、赤面した顔を隠すことを安全確保行動といいます。

人は、その行動により背後にある動機を決定づけてしまうということがあります。

つまり、赤面した顔を隠せば隠すほど恐怖は増していきます。

人前に立つ努力をしても、そこで安全確保行動をしてしまえば、どんどん恐怖は大きくなってしまいます。

カップルのおならの重要性

男女が付き合いだすと、最初のほうは、かっこよく見られたい、素敵に見られたいなどの気持ちがあり、おならを我慢したりしがちですが、おならは生理現象なので我慢すればするほどきつくなります。

しかし、おならをすれば音もでるし、臭いしで嫌われるんじゃないだろうかと思われがちですが、おならを受け入れられるほど仲が良いということの証しなのではないでしょうか。

心理的距離を離す

人付き合いで一番気を遣うのが、初対面の人でもなく、家族のようないつも会っている人でもなく、職場の同僚やママさん友達やクラスメイトなどの半見知りの人です。

そういう半見知りの人とどう付き合ったらいいか、それは、初対面の人と接する時の距離感まで心理的距離を離すことです。

どうすればいいかというと、相手の領域に土足で立ち入らないことです。

話しかけるときなどは、今時間ありますか?相談したいことがあるのですがよろしいですか?などワンクッション置くといいでしょう。

医療機関やお薬との向き合い方

あがり症、社交不安障害、対人恐怖症、中でも視線恐怖症と重度の症状がある方は医療機関にかかったり、お薬を飲んでいる方もいるかと思います。

お薬は、人付き合いが苦手な人にとって良く効きます。

しかし、前述した通り、お薬を使用することは安全確保行動なのです。

お薬は不安や緊張を取り除く効果があります。

しかし、本来は薬などはいらず、不安や緊張と仲良しにならなければいけません。

しかし、あからさまにお薬を否定する訳ではありません。

段階を踏んで、小さな苦手場面からチャレンジしていく際にはお薬はとても手助けしてくれます。

がんばって失敗しよう

自分が相手に望んでいることは相手も自分に同じことを望んでいると思うことを外化といいます。

しかし、その相手が自分に同じことを望んでいるかと言うと全くもって間違っています。

ごはんは残さず食べなければならない。とは母親や学校の先生だけが思っていることで、友達やパートナーは全然思っていません。

そこに気づくには失敗してみる他ありません。

がんばって失敗して、どんどんご飯を残してみましょう。

緊張すると相手も緊張する

人にはミラーニューロンという神経の仕組みがあり、自分の表現を相手も受け取ってしまうというものです。

自分が笑顔になれば、相手も笑顔になる。

自分が緊張すれば相手も緊張してしまいます。

これでは、余計、空気が張りつめたものになってしまいます。

それを解消するには、震えながら話す、つまり恥ずかしいと思っていることをさらけ出すことです。

これでもかというくらい震えながら話すことです。

そうすることで、自分も緊張せず、相手も緊張することはありません。

魚がサルになろうとするから苦しくなる

人付き合いが苦手な人は、自分は魚なのにサルになって上手に木登りしようとするから苦しくなる。

自分はどこまでいっても魚である。ありのままの自分が魚なのである。海で泳いでいる魚でいることが楽である。

しかし、自分は魚なのにサルに見せて人と接しようとするから苦しくなってしまう。

つまり、ありのままの自分で人と接すれば楽なのである。

人付き合いが苦手を克服する方法

弱点だと思うこと、恥ずかしいことをさらけ出し受け入れる

人と会うときは自分から、暗くて、震えてでもいいので、挨拶をしてみよう。

相手はそれでも挨拶されないより嬉しいものです。

また元気のバロメーターを相手に伝えることにもなります。

会話をする時は、声が震えてでもいいので言葉を伝えてみよう。

しかし無理に話す必要はありません。

ここで重要なのは、意志を伝えるということです。

また、雑談であれば、聞き役に徹すればOKです。

その場を離れたければ、赤面してでもいいので、~だから失礼するね、と意志を伝えて、その場から離れるのも手です。

重要なのは再度になりますが意志を「伝える」ことです。

会社でのプレゼンを克服した例

人付き合いが苦手を克服する流れの例として、会社でのプレゼンを元にして考えてみる。

会社の役員などを含めた150人程が集まるホールで満員の中、スクリーンに資料を映し、マイクでプレゼンを始める。

声が震えたらみんなにおかしいんじゃないか、気が弱い奴なんじゃないか、と思われるのが嫌でなるべくハキハキした声で話始める。

ちなみに、そのプレゼンの一週間前から今日のプレゼンのことで頭がいっぱいで生きたここちがしなかった。

それまでは、なんらかの理由をつけてプレゼンを避けてきた。

しかし、今回ばかりはどうしても避けられない状況がやってきた。

前日は、明日のことをいろいろ考えてしまい、全然寝付けなかった。

プレゼンが始まって、最初の1分位は声も震えず、ハキハキと発言できた。

しかし、1分経った辺りから声が震え始め、それを隠そうとした。

すると、今度は呼吸が苦しくなり、過呼吸になった。

周りを見渡すと、みんな、シンとこちらを見ている。

過呼吸が3分くらいすると、なんとか体制を立て直し、再びプレゼンを再開した。

すると、またすぐに声が震え始め、それを隠そうとしたらまた過呼吸になった。

今度は1分くらいで態勢を立て直した。

相変わらず、周りはシンとしてこちらを見ている。

そして、またプレゼンを始めた。

するとまた声が震えはじめた、しかし今度は過呼吸にはならなかった。

その後は声が震えたままプレゼンを再開し、終わりまでたどり着いた。

すると、プレゼンが終わった後、少し楽になった気がした。

そして、次のプレゼンの時、声は相変わらず震え、過呼吸も1分ほどありプレゼンを中断した。

しかしまた体制を立て直し、声が震えたまま、プレゼンを終えた。

すると、また少し楽になった感じがした。

その次のプレゼンは声は震えたものの過呼吸は起こらなかった。

すると、これまた楽になった感じと自信がついたような気がした。

そして、プレゼンを続けていくうちに、声が震えることはどうでもよくなり、そう思った時には、声は震えることはなくなっていった。

一緒にいて楽な人、癒される人と積極的につき合おう

一緒にいて癒される人のことを安全基地という。

そういった人と一緒にいると、赤面してもいいんだ。ご飯を残してもいいんだ。と思えるようになり、不安だった反応が安心にかわる。

この人といるのにカッコつける必要ないんだ、と拍子抜けしてしまうこともある。

そういった癒される人と一緒にいることで小さい頃できた愛着の傷が修復される。