「キャリアの積み方も場当たり的」

社会に出て行くにあたって、非常に重要になるのは、いかに自分の特性や興味に合った進路を模索していくかということである。

模索期間が短すぎても弊害があるが、長すぎて、いつまでたっても、自分の進むべき道が決められないというのも困る。

これまでの研究によると、安定型愛着スタイルの若者は、キャリアの選択にあたり、自分に合っているかどうかについて、十分な模索や検討を行う傾向がみられる。

自分の適性にあった現実的なキャリアの選択をし、自分で主体的に決めることができるのである。

そして、いったん進路を選ぶと、予想される困難についてよく認識したうえで、それを積極的に克服しようとし、着実な進歩を示す。

その領域において、リーダー的な立場を目指そうとする意気込みも強い。

それに対して、回避型愛着スタイルや不安型愛着スタイルを示す若者の場合、キャリアの選択がなかなかできず、かといって十分な模索をするわけでもない。

時間がかかった割には、わずかな見聞や情報だけで決めてしまうという傾向もみられている。

自分の選択に対する満足度も低い。