愛着障害の人は、傷つきやすくストレスに弱い。

しかも、安心できる安全基地というものをもちにくい。

そうしたなかで自分を支えていくためには、何らかの対象に依存するしかないということになる。

しかし、それは、真に信頼できる愛着対象との自律的な関係ではなく、麻薬的な悪い存在になりやすい。

それは、一時しのぎの慰めや逃避にはなるが、真の回復や勇気を与えてくれるものではない。

愛着障害の人はアルコールや薬物にも依存しやすいが、食べることや買い物、恋愛、セックスといった快楽行為も、すべて依存の対象となり得る。

148人を対象に、愛着スタイルと非合法薬物の乱用の関係を調べた研究によると、不安定型愛着スタイルの人では、薬物乱用のリスクが高いことが示された。

物への異常な執着という形で表れることもある。

愛情飢餓を抱えやすい愛着障害の人にとって、物やお金は「愛着の代用品」となるのだ。

ある愛着障害の少女は、必要もないほど大量の衛生用品や文房具、ぬいぐるみを万引きし、部屋には盗んだ品々があふれていた。

世界的スターのウィノナ・ライダーやリンジー・ローハンが万引きで捕まるのも、その背景は同じである。

過食、依存と並んで、万引きや溜め込み行動は、愛着障害を抱えた人に見られやすい問題である。