「過去に捉われたり、過剰反応しやすい」

非機能的な怒りにみられやすい特徴は、傷つけられたことに長くとらわれ続けることである。

そうすることが、受けた傷よりも、はるかにその人を苦しめているという場合もある。

水に流してしまえば済むことが、それではどうしても気が収まらず、何年も何十年も不快な思いに心を乱し、人生を空転させてしまうことも起きる。

傷にとらわれてしまうのは、愛着に傷を抱えた人の特性とも言える。

しかも、愛着の傷は、もう一つの特性を生みやすい。

それは、過剰な反応をしやすいということである。

思い込みが激しいところもある。

そのため、愛着障害の人は、相手の意図を過剰に解釈して傷ついてしまったり、相手の感情に巻き込まれやすかったりする。

相手を、過去に同じような振る舞いをした人と同一視してしまう結果、短絡的に自分に対する迫害者とみなしたり、理想化したりするという両極端な反応も起きる。

ありのままの相手ではなく、自分の記憶のなかの存在に重ねてしまい、そこからくる思い込みによって相手を即断してしまうのである。