テクニックより誠実さ

テクニックより誠実さとは

テクニックより誠実さの心理

幸福な生活は、心地よい人間関係に包まれています。

仕事への満足度も、職場の心地よい人間関係と結びついています。

調査によれば、大部分の人は給料が多少高いことよりも、職場の人間関係が良いことを高く評価しています。

職場に親しい仲間がいることが、仕事への満足感と結びついています。

仕事を終えて帰宅するために乗ったエレベーターで、ある顔見知りのAさんと一緒になりました。

「お住まいはどちらですか?」と、にこやかな表情を浮かべて、また聞いてきました。

それについて答えると、「どういうルートでご通勤ですか?」と、さらに聞いてきます。

それにも丁寧に答えると、「どのくらい時間かかりますか?」と質問が続きます。

答えを一応は聞いているかのような姿勢は示すのですが、実際は頭の中を素通りしているようにしか感じられません。

こうした質問をすることで、「私はあなたに関心を持っていますよ」とアピールしたいのでしょう。

他の人にもまったく同じ質問をしているのを聞いたことがありますので、これがAさんの社交テクニックなのです。

そうした会話を続けるうちに、Aさんは以前にまったく同じ会話を交わしたことを思い出したらしく、ばつの悪い表情を浮かべてエレベーターを出て行きました。

小手先の社交技術で対応しようとすると、かえって不誠実さが表れてしまいます。

嘘発見器で検出されるように、演技していても身体は反応しており、本心が感知されてしまうのです。

ですから、あるがままを心がけることです。

あなたが誠実でさえあれば、人はそれを感じとってくれるものです。

●まとめ

誠実さが一番。

あるがままを心がけよう。