対人恐怖症、社交不安障害の克服のいろは

対人恐怖症、あがり症、社交不安障害で悩むあなたへ。必ずそれらは克服できます。重度のあがり症・社交不安障害、対人恐怖症だった私がその克服方法をお教えします。

月別: 2017年8月

安全基地の条件は無心になって聞く

安全基地の条件は無心になって聞く

余計な発言や助言より、無心になって聞く 安全基地になれない人の典型は、すぐに自分の意見や考えを言いたがる人である。 黙っていられないのだ。 誰もその人の意見など求めていないのに、勝手に分析や評価をしたり、助言や問題解決の […]
安全基地の条件、自分の言い分にとらわれる人も、ダメ

安全基地の条件、自分の言い分にとらわれる人も、ダメ

自分の言い分にとらわれる人も、ダメ 求めている時に、求めていることを返すという応答は、安全基地の大原則である。 求めれば、すぐそれに応えてもらえるとき、本人はわかってもらえていると感じ、相手への親しみや安心感、信頼を覚え […]
「求められたら応える」安全基地

「求められたら応える」安全基地

求められていないことは言わない 安全基地に求められる応答性とは、「求められたら応える」ということを基本にする。 ということは、それは同時に「求められていないことには応えない」ということでもある。 愛着関係が成立する最初の […]
素人にもできる、ズレを最小限にし、安全基地になる方法

素人にもできる、ズレを最小限にし、安全基地になる方法

素人にもできる、ズレを最小限にする方法 そんなふうに書くと、とても素人にはできそうにないことのように思われるかもしれないが、心理療法を学んだことがない人でも、ズレを少なくし、相手の気持ちに寄り添いやすくする方法を伝授しよ […]
カウンセラーの達人と安全基地

カウンセラーの達人と安全基地

安全基地となるためには、相手が求めていることを汲み取って、そこをはずさないように応えなければならない。 だが、現実には、相手の意図や気持ちを読み取り損なうということが、しばしば起きる。 相手の反応に無関心で、注意を払って […]
ミラーニューロンと安全基地

ミラーニューロンと安全基地

高い感受性と非言語的応答はリンクしている 応答性とは、単に応えるのではなく、相手が求めていることに応えることである。 相手が求めていることに応えるためには、相手が何を感じ、何を考えているのかを察知しなければならない。 調 […]
気分や仕草、声のトーンを合わせる安全基地

気分や仕草、声のトーンを合わせる安全基地

安全基地となることは、何も人間だけの特権ではない。 犬でも馬でも、母犬や母馬は、子犬や仔馬に対して、安全基地として振る舞っている。 つまり、難しい理屈や高い知能が、必ずしも必要なわけではない。 母犬が仔犬に対してどう振る […]
反応が遅いのは安全基地として大減点

反応が遅いのは安全基地として大減点

反応が遅いのは大減点 安全基地を必要とするときというのは、困っている時である。 助けを求めているのに、すぐに応えてくれなかったら、命にかかわるかもしれない。 泣いているのに、放っておかれたら、捕食動物にさらわれてしまうか […]
愛着障害の連鎖

愛着障害の連鎖

愛着障害の連鎖の心理 とくに相手が子供の時に言えることだが、安全基地になることを妨げる要因として非常に多いのは、親が叱り過ぎてしまっている状況である。 そしてじつは、このことは、大人にも当てはまる。 部下を叱り過ぎる上司 […]
安全基地

安全基地になるための原則

子どもの頃から、安全基地となってくれる親や身近な存在に恵まれた人は、それを自然に身につけることができる。 だが、そうした機会に恵まれなかった人は、安全基地となる能力に長けた人からサポートを受ける中でしか、安全基地になるこ […]
安全基地を教えるには、自身が安全基地でなければならない

安全基地を教えるには、自身が安全基地でなければならない

安全基地を教えるには、自身が安全基地でなければならない これまで見てきたように、子どもや配偶者に見られるさまざまな問題点―心身の症状や問題行動、社会適応の困難といったものを改善したいと思った時、最も大切で、かつ有効なこと […]
すべては、「安全基地になれるかどうか」にかかっている

すべては、「安全基地になれるかどうか」にかかっている

すべては、「安全基地になれるかどうか」にかかっている 愛着アプローチとは、安全基地としての機能を取り戻したり、一時的に肩代わりすることで、愛着システムの安定化を図り、それによって基本的安心感や対人信頼感、ストレス耐性や否 […]
十年以上引きこもっていた女性の愛着障害の克服

十年以上引きこもっていた女性の愛着障害の克服

十年以上引きこもっていた愛着障害の女性のケース 三十代後半の女性が、社会に出ていくのにどうしたらよいかわからないと、助けを求めてやってきた。 この愛着障害のひきこもりの女性は発達障害ではないか。 そのことも調べてほしいと […]
発達障害の改善のカギは愛着障害の克服

発達障害の改善のカギは愛着障害の克服

発達障害も、改善のカギは愛着の安定化 今日、家庭でも学校でも身近な問題となり急増しているとされるのが、発達障害である。 晩婚化や出産の高齢化以外にも、近代的なライフスタイルに、発達障害を増加させる要因がひそんでいるようだ […]
愛着障害の克服が改善を決定する

愛着障害の克服が改善を決定する

安全基地をもてば、行動や情緒の問題も落ち着く 悲しいことだが、安全基地をもたない子どもは、様々な場面で、安定した愛着に恵まれた子どもより行動や情緒の問題を呈しやすく、「悪い子」として叱られ、制裁を加えられやすい。 彼らの […]
「悪いことをするから叱る」は親の言い訳

「悪いことをするから叱る」は親の言い訳

「悪いことをするから叱る」は親の言い訳 愛着の安定にとって、安全基地がいかに大切であるかをお話しするとき、ときどき聞かれる質問がある。 「子どもを叱らないで甘やかしていたら、余計手が付けられなくなるのではないですか」「悪 […]
安全基地をもつことは、「生きる意味」を得ること

安全基地をもつことは、「生きる意味」を得ること

安全基地をもつことは、「生きる意味」を得ること 生理学的にいえば愛着の安定化は、オキシトシン・システムを活性化し、抗不安作用や抗ストレス作用を高め、社会的機能や認知機能、活力や免疫力さえ増強することで、状態を改善するのを […]
愛着の改善は、広く問題の改善に役立つ

愛着の改善は、広く問題の改善に役立つ

愛着の改善は、広く問題の改善に役立つ 考えてみたら、愛着は、家族や配偶者、恋人との関係だけでなく、あらゆる対人関係にかかわってくる問題であり、たとえきわめて恵まれた環境で育ち、安定した愛着をもった人であっても、出会う相手 […]
愛着障害の男子学生の強迫症状の克服

愛着障害の男子学生の強迫症状の克服

高校二年生の男子生徒が強迫症状や不安症状のため勉強や学校生活に支障が出ていると受診してきた。 この愛着障害の男子生徒の強迫症状は、正確さにこだわってしまうというもので、文章を読んでいても、特定の語句の意味が曖昧にしかわか […]
社交不安障害、摂食障害の愛着障害の大学生

社交不安障害、摂食障害の愛着障害の大学生

大学四年生の女性・菜穂さん(仮名)が、過食と嘔吐が止まらず、うつもひどく、大学を休んでいると、母親とともに相談にやってきた。 父親は一流企業の研究所に勤めるエリートで、兄も一流大学を出てエリートの道を歩んでいる。 愛着障 […]
症状と愛着障害

症状と愛着障害

症状に目を奪われず、愛着関係を注視する 医学モデルとの違いで、愛着モデルでは、症状は助けを求めるサインだと考える。 したがって、症状の改善は治療目標ではない。 改善を目指すのは、愛着障害である。 愛着障害によって、対人関 […]
愛着とはそもそも「一対一の関係」

愛着とはそもそも「一対一の関係」

本人と家族を別々に面接した方が良い―愛着とは一対一の関係 通常、家族療法と呼ばれるものでは、支援者は家族を一堂に集めて面接する。 そうすることによって家族内の力動が明らかとなり、またその力動をうまく使って家族を動かして行 […]
愛着障害への愛着アプローチの効果

愛着障害への愛着アプローチの効果

本人を診なくても改善が図れる 愛着アプローチの驚くべき点は、必ずしも症状を発している本人を診察したり、カウンセリングしたりする必要が無いということだ。 これは医学モデルの常識を超えた点でもある。 医学モデルでは、患者を診 […]
愛着の安定化アプローチから修復的アプローチへ

愛着の安定化アプローチから修復的アプローチへ

愛着修復的アプローチをおこなう場合も、まず、支援者が、親と子のそれぞれ、あるいは、一方に対して、愛着安定化アプローチをおこない、支援者との関係がある程度安定したものとなってから愛着修復的アプローチに移っていくことも多い。 […]
愛着アプローチの二つの手法

愛着アプローチの二つの手法

愛着アプローチには、大きく二つの手法がある。 一つは、愛着修復的アプローチであり、もう一つは、愛着安定化アプローチである。 愛着修復的アプローチは、その人にとって重要な他者との愛着を安定したものに回復させることを目指す方 […]
愛着障害と愛着アプローチ

愛着障害と愛着アプローチ

愛着アプローチとは 医学モデルではなく、愛着モデルに基づく考え方では、最終的に起きている症状を治すことにとらわれず、ベースにある愛着障害を改善することで、そこから派生している多様な問題や、陥っている悪循環を改善しようとす […]
愛着障害を克服するのに必要なもの

愛着障害を克服するのに必要なもの

虐待、非行についての再理解 愛着についての理解は、次第に深められていったのであるが、愛着や愛着障害への関心が、非常に大きくなった一つの背景として、虐待の問題が社会的にクローズアップされるようになってきたことがある。 アメ […]
オキシトシンの作用と愛着、愛着障害

オキシトシンの作用と愛着、愛着障害

再発見されたオキシトシンの作用 ボウルビィは愛着を、単なる心理学的な結びつきというよりも、生物学的な仕組みだと考えた。 しかし、その仕組みがどのような生理学的なメカニズムによって支えられているのかが知られるようになったの […]
愛着障害の克服―メンタライジングと振り返り

愛着障害の克服―メンタライジングと振り返り

メインのアイデアをさらに推し進め、独自の心理療法を生み出すにいたったのが、イギリスの精神分析医ピーター・フォギナーである。 フォギナーによると、人間の体験の仕方には、三つの様式があるという。 一番目は、「心的等価の様式」 […]
メタ認知と振り返る力―安定型の特徴

メタ認知と振り返る力―安定型の特徴

安定型の人と不安定型の人の語りや思考の違いは、安定型の人では、「メタ認知」という心の働きがよく発達しているということである。 メタ認知とは、ただ、物事を考えるのではなく、考えている自分を、第三者的に考えることである。 自 […]
愛着スタイルと親の愛着障害

愛着スタイルと親の愛着障害

愛着の研究は、そもそもが子どもの問題から始まったように、その主要な関心は乳幼児の段階の子どもとその母親に注がれてきた。 エインワースの業績も、幼い子どもと母親を対象としたものであり、愛着パターンの分類も、もともとは一歳児 […]
持続する愛着パターンと、将来のリスク

持続する愛着パターンと、将来のリスク

いくつもの長期的な研究がおこなわれ、幼い頃に認められた愛着パターンが長く持続しやすいこともわかっている。 また、愛着障害を示す子どもでは、将来、それぞれ特徴的な問題や症状を呈しやすいことも知られている。 一歳の時点で安定 […]
四つの愛着タイプとその要因と愛着障害

四つの愛着タイプとその要因と愛着障害

エインワースは、愛着タイプの分類をおこなうとともに、そうした愛着が生まれる要因について、母親の接し方がカギを握っていることを解明していった。 その後わかってきたことも含めて、各タイプの要因や背景について整理しよう。 「安 […]
四つの愛着タイプの発見

四つの愛着タイプの発見

ボウルビィが愛着理論の父ならば、エインワースは、その母と呼ぶべき存在だろう。 エインワースはアメリカで生まれ育ち、心理学の教育を受けたが、結婚を機にロンドンに移住することになった。 異郷の地で仕事を探そうとしていた彼女の […]
愛着理論の父ーボウルビィ

愛着理論の父ーボウルビィ

その後、ボウルビィは、母子の結びつきが破綻することによって起きる破壊的ダメージが、人間に限らず、動物でも見られることを知り、母子の結びつきを生物学的な現象として理解するようになった。 そして、特定の養育者との結びつきが、 […]
疎開児童と戦災孤児の調査から始まった愛着障害

疎開児童と戦災孤児の調査から始まった愛着障害

驚くべきことだが、愛着という現象や、それがもつ重要な意味について理解されるようになったのは、せいぜいこの半世紀ほどのこである。 それまでは、母親と子どもの結びつきといえば、お乳をもらったり世話をしてもらったりするという実 […]
愛着障害ー寂しくて泣いている子に薬を飲ませるか

愛着障害ー寂しくて泣いている子に薬を飲ませるか

愛着障害の結果起きている問題 このような医学モデルでは、たとえ症状を改善できたとしても、根本的な解決にならないどころか、もっとさまざまな症状が起きてきたり、将来もっと厄介な問題が生じてしまったりすることもある。 なぜなら […]
愛着障害の結果起きている問題

愛着障害の結果起きている問題

厄介なケースほど、愛着モデルが有効 不安定な愛着と関連が深く、発症のリスクを高めることが知られている疾患や障害名はざっと並べただけでも次のようなものがある。 うつ、中でも慢性のうつ状態、気分変調症、境界性パーソナリティ障 […]
医学モデルの良い点

医学モデルの良い点

診断力のもつ力―「困った人」から共感と配慮へ たとえば、いつもは元気で、優しく、責任感の強い人が、活気なく、無愛想で、やるべきことも怠っているとする。 もしその人が、「うつ病」だと知れば、周囲の人は、「これまで頑張り過ぎ […]
医学モデルには効用もある

医学モデルには効用もある

ここまで、医学モデルの限界やデメリットについて繰り返し述べてきたが、誤解の無いように言えば、医学モデルがすべて悪いわけではない。 もちろん効用のある面もあるし、だからこそ、長きにわたって生き延びてきたともいえる。 「病気 […]
愛着障害と適応障害

愛着障害と適応障害

「病気」という仮構-愛着障害― 繰り返しになるが、医学モデルによって診断、治療がなされるがゆえに、先ほどの男の子にも医学的診断という大義のもと、「虚言癖」や「ADHD」といった病名がつけられる。 そして、病名がつけられる […]
虐待は身近に―家庭は「押し付け」と「評価」の収容所

虐待は身近に―家庭は「押し付け」と「評価」の収容所

今は、ごく一般の家庭でも、虐待が起きやすくなっている。 明らかに痕跡が残る身体的な虐待でなくても、過度な支配や厳格さで、こどもを心理的に支配し、従わないと罰を与えるという形での心理的虐待は、頻繁に起きている問題だといえる […]
身近な存在が愛着障害を生む

身近な存在が愛着障害を生む

教師、夫、上司―信頼すべき存在が愛着を傷つける 子どもの心や行動の問題の多くは、当人の問題よりも、家庭環境や学校環境の問題を反映している面が大きい。 家庭や学校に居場所があり、周囲から受け入れられ、自分の存在価値を認めら […]
外因でも内因でもない、身近な存在という撹乱因子

外因でも内因でもない、身近な存在という撹乱因子

外因でも内因でもない、身近な存在という撹乱因子 医学モデルは、病原菌や外傷といった純粋に外的な要因によって起きた障害の場合や、遺伝子や生活習慣といった本人に内在する要因により起きた疾患や障害においてはうまく機能する。 と […]
子どもの愛着障害からの克服事例

子どもの愛着障害からの克服事例

医学モデルの罪-「患者役」を押し付けられる愛着障害の子どもたち 医学モデルが現実のニーズとミスマッチを起こす状況は、精神医療に限らず、がん治療や老人医療にも見られる。 そこでしばしば問題になるのは、病気を治すことばかりを […]
医学モデルから注目を愛着障害へ

医学モデルから注目を愛着障害へ

そのうつ病は、本当にうつ病なのか もしあなたが、気分の落ち込みや意欲の低下などを感じて、心療内科や精神科を訪れれば、十中八九、「うつ状態」や「うつ病」という診断を付けられ、抗うつ作用や抗不安作用のある薬を処方されるだろう […]
うつ病と診断され薬を飲み続けるが、治らない愛着障害

うつ病と診断され薬を飲み続けるが、治らない愛着障害

三十代半ばの女性・千果さん(仮名)が、気分の落ち込みや対人ストレス、不安や不眠を訴えて相談にやってきた。 そもそも、愛着障害の千果さんがうつや不安の症状が出て、初めて心療内科を訪れたのは、まだ二十代初めだった十二年前のこ […]
大人、中年、老人の愛着障害

大人、中年、老人の愛着障害

医学モデルと愛着モデル、この両モデルの根本的な違いの一つは、医学モデルでは、症状を呈している人を「病んでいる人」、つまり「患者」とみなすという点である。 そして診断に基づいて治療を施される対象も、この「病んでいる患者」本 […]
症状より、背景の「愛着の問題」を見る

症状より、背景の「愛着の問題」を見る

この「愛着アプローチ」が優れている点は、症状や問題の種類に関係なく、ほとんどの状態の改善に有効だということである。 もちろん、最も効果を発揮するのは、愛着障害の問題がダイレクトにかかわっているようなケースであるが、愛着障 […]