対人恐怖症、社交不安障害の克服のいろは

対人恐怖症、あがり症、社交不安障害で悩むあなたへ。必ずそれらは克服できます。重度のあがり症・社交不安障害、対人恐怖症だった私がその克服方法をお教えします。

「人と接するのがつらい人へ」の記事一覧

心が傷つくとき

心が傷つくとき

私たちの心は、どのような場面で傷つくのでしょうか。 その主な場面をみてみましょう。 信じていた人に裏切られたとき 親友と思っていた人が、他の人に自分のことを悪く言っているのを知った時などです。 あるいは、信じている人に悩 […]
心が傷つくということ

心が傷つくということ

傷つき競争 私たちは他の人の何気ない言葉や行為、何気ない態度に傷つけられることがあります。 とくに思春期から青年期の心は、とても傷つきやすいものです。 ちょっとしたことで、心がかき乱されるばかりでなく、生活全体に揺らぎが […]
自分を生きる闘い

自分を生きる闘い

自分を生きることとは、自然な自分を信頼し、それに素直に従うことでした。 ですから、本来楽なはずなのです。 それなのに、自分を生きることは必ずしも一筋縄ではいきません。 それは、長いこと期待された役割を生きる自分が外界と接 […]
満足の人生

満足の人生

充実した悔いのない人生にするためには、未来の自分として現在を点検してみることが役立ちます。 若い人は60歳や70歳になった自分としてみてもよいでしょう。 究極的には、自分が死の床にいるとして、現在を振り返ってみることです […]
自分を解放する

自分を解放する

自分を解放することとは、自分の感覚、感情、欲求を信頼し、自分だと実感できる率直な行動をすることです。 自己開放には、二つの面があります。 一つは、自分自身に対して自分を解放するという面です。 すなわち、自己抑制を解くこと […]
自分を信頼する

自分を信頼する

自分になるということは、自分を信頼した行動ができることです。 ですから、自分になるためには、自分を信頼した行動を心がけ、積み重ねることです。 このとき、生真面目さで自分を束縛しないことです。 「自分らしくしなければ」とい […]
自分を知る

自分を知る

自分を完全に理解できる人などいないでしょう。 人は皆、ある曖昧さのままに、日々を送っています。 それでも、自分を知ろうとすることが、自分を生きる出発点になります。 自分を知るとはいかなることであり、どれほど知ればよいので […]
自己信頼

自己信頼

内発的成長力と自己信頼 赤ん坊は自分を無条件に信頼しており、周囲に従うのではなく、周囲を従わせます。 ごく幼い子どもは、自分が欲するものと欲しないものをはっきりと分かっており、じぶんが欲しないものは頑固に拒否します。 自 […]
自分の現実的変容

自分の現実的変容

自分探しでなく自分つくり 「偽りの自分」は「本当の自分」ではない。 そう思うことで、自分の小ささ、無力さを甘受することからにげているのではないでしょうか。 「本当の自分」がどこかにあるはず。 そう思うことで、今、ここにい […]
偽りの自分

偽りの自分

「偽りの自分」が現実の自分 統合と超越のために必要なことは、期待された役割を生きる自分をかけがえのない自分として受け入れることです。 「偽りの自分」を大事な自分として肯定的に受けとめることです。 「偽りの自分を生きている […]
統合と超越

統合と超越

期待された役割を生きてきた人が、よりいっそう自分になるためには、なにが必要なのでしょうか。 期待された役割を生きている人は、絶縁と離断を自己成長と思ってがんばってきました。 すなわち、「偽りの自分」と「本当の自分」とを切 […]
自分になる課題

自分になる課題

発達とは「自分」になること 発達過程において「自分になること」がとくに課題となるのは、反抗期であることはずでに述べました。 青年期以降については、精神分析学者のユングと、人生のプロセスを探究したレビンソンらの研究が参考に […]
本当の自分

本当の自分

過剰な自己意識と本当の自分 期待された役割を生きる人は、愛されたいという強迫的な願望が基礎にあるために、嫌われないか、拒絶されるようなことをしていないかなどと、過度に気にかける心性があります。 そのうえに、内面の心の貧弱 […]
幻想の全能感

幻想の全能感

全能感と無価値感の間で揺れる心 期待された役割を生きる人は、自己無価値感を補うために、「本当の自分」は全能であるという幻想を強めます。 全能であるという幻想によって、自己価値感を維持し、高めようとするのです。 このために […]
自己無価値感

自己無価値感の克服

無価値感とは 無価値感に苦しんでいる人は、ありのままの素の自分で生きておらず、無理して素の自分とはかけ離れた自分で生きようとして苦しんでいる状態です。 無価値感を克服する原理は簡単です。 それは、楽な自分で生きればよいの […]
絶縁と離断

絶縁と離断

反抗期に進路変更ができないと、期待された役割を生きる自分の延長線上にしか、自分を形成できなくなってしまいます。 自分の思いとは裏腹に期待された役割を生き続け、その結果、期待された役割を生きる自分をますます強固に完璧にして […]
自己中心的な人の心理

転換の時、反抗期

反抗期が生じる条件 自我の分裂は、成長するにつれ、外界に出せる自分と、外界に出せない自分としていっそう大きくなっていきます。 そして、思春期以降になると、外界に出せる自分は「見せかけの自分」であり「偽りの自分」と感じられ […]
親と子の不幸な関係

親と子の不幸な関係

子どもの素質 期待された役割を生きる自分の形成と発達は、親の側の要因だけによるのではなく、親と子の性格的な食い違いという相互作用であることが通常です。 かつて、精神医学者クレッチマーが分裂気質とやせ型体格との関係を指摘し […]
共感性恐怖

共感性恐怖の心理

共感性恐怖とは 共感性恐怖を感じる母から子へ 共感性恐怖とは、他者の恐怖を自分も感じてしまう、特に母から子へといったケースが多いでしょう。 親に対する子どもの適切な愛着を妨害する要因は、親の愛情不足という場合も稀にはある […]
愛着を求めて

愛着を求めて

期待された役割を生きる自分の出発点 私たちの心は、幼いときからの積み重ねで作られていきます。 期待された役割を生きる発端も幼い時期に見ることができます。 赤ん坊は生まれたときから愛着の対象を求めています。 それは、一人で […]
内面と外面とのギャップの拡大

内面と外面とのギャップの拡大

内面と外面とのギャップの拡大とは 成長と共に、内に秘めた内面の自分の心と外に出す外面の自分とのギャップが拡大していきます。 とりわけ思春期以降にこのギャップが大きくなります。 そして、外に出す自分は「偽りの自分」でしかな […]
発達は自我の分裂を伴う

発達は自我の分裂を伴う

分裂の必然性 前節で述べたメカニズムにより、子どもは親に適応し、心が発達していきます。 そして、心の発達には多かれ少なかれ自我の分裂と呼べる現象が伴います。 発達における自我の必然的な分裂という考え方は、研究者によりその […]
親への適応

親への適応

私たちは、誕生するとこの世界に適応することで生きていきます。 幼い子どもが最初に適応すべき対象は母親であり、次に父親であります。 幼いうちは、外界からの適応を迫るあらゆる要請が、親を介して与えられます。 このために、子ど […]

期待されている役割を生きる

期待されている役割を生きる自分が体験している世界は、どのような世界なのでしょうか。 そして、その行き着く先は、いかなる状態なのでしょうか。 期待されている役割を生きる自分が体験している世界とは、一言で言えば乖離した世界で […]
期待されている役割を生きる自分と「偽りの自分」

期待されている役割を生きる自分と「偽りの自分」

私たちは、多かれ少なかれ期待されている役割を生きる自分を形成します。 そのために、「本当の自分」と「偽りの自分」という分裂した感覚がもたらされるのです。 「本当の自分」を生きていない、「偽りの自分」を生きているという感覚 […]
「偽りの自分」を生きる人

「偽りの自分」を生きる人

人は誰でも、他の人に見せている自分と、「本当の自分」と思っている自分との間にギャップがあります。 そして、多かれ少なかれ「本当の自分」を生ききれていないと感じています。 しかし、それでもやっぱり「自分が」生きているという […]
自己無価値感の修復

自己無価値感の修復

1.自己無価値感から自己価値感人間への五段階 無価値感人間から脱皮するプロセス 自己無価値感人間が自己価値感人間に脱皮するプロセスを五段階に分けられます。 おおいに参考になりますので、以下概略を紹介します。 第一段階 日 […]
民主主義と自己価値感

民主主義と自己価値感

自信がない人ほど独裁者を支持する 自己価値感は民主主義の心理的基盤であり、民主主義の心理的目標でもあります。 逆に、自己無価値感はファシズムの温床となります。 独裁者になるのは自己無価値感人間である場合が多く、自己無価値 […]
なぜ女性は自己価値感を持ちにくいのか

なぜ女性は自己価値感を持ちにくいのか

男子より低い自己価値感 男女の自己価値感を比較すると、小学校ぐらいまではあまり差がありません。 しかし、中学くらいから女性の自己価値感が目に見えて低下する傾向があります。 このことは自信について直接質問した研究でも、自己 […]
学校が自己価値感をおびやかす

学校が自己価値感をおびやかす

自己価値感を奪う学校 子どもたちの自己有能感を育てるべき学校もまた、自己価値感を低減する作用を果たしています。 このために、子どもたちの自己価値感は、小、中、高校と学校生活が長くなるほど低下する傾向があります。 米国での […]
日本文化と自己価値感

日本文化と自己価値感

自己価値感に不利な日本文化 人間の歴史は、自己価値感にとって有利な状況と不利な状況を作り出してきましたが、わが国の文化は、自己価値感の形成にとり不利に働く要因が少なくありません。 たとえば、日本では子どもの長所を伸ばすよ […]
低下する自己価値感

低下する自己価値感

人類の歴史は、文明を築き、自然を改変し、大規模な社会を現出させることで、人間一人ひとりの自己価値感を高める作用を果たしてきました。 しかし、同時に、自己価値感を脅かす無数の事象も生み出しました。 このことをいくつかの視点 […]
引きこもりの心理

引きこもりの心理

引きこもりの若者というと、「無愛想で暗い性格」をイメージしがちですが、むしろ人一倍愛想良く、もともとはスポーツ少年であることも少なくありません。 ただ、彼らに共通するのは人間関係において心理的プレッシャーを強く感じてしま […]
自己中心的な人の心理

自己中心的な人の心理

自己中心的で周囲を惑わすような人は、自信があり、自尊心が高く、いかにも自己価値感があるように受け取られます。 しかし、実際はその反対で、自己中心的行動も無価値感を補うための虚勢にすぎないことが多いのです。 その証拠に、こ […]
買い物依存症の心理

買い物依存症の心理

依存症に陥るのは、なんらかのストレスが引き金となることが多いのですが、当人に深淵な自己無価値の感覚が存在しなければ、依存症にまで進展することはなく、依存症とは、多かれ少なかれ自己無価値感を埋めようとする行為だといえます。 […]

自己無価値感の心理

乳幼児期からはじまる自己無価値感の形成 乳幼児期の体験が心の形成に大きな影響を与え、その影響があとあとまでも残ることは、精神分析がしてきしたことであります。 そして、その後の動物実験や不幸な環境に置かれた子どもたちについ […]

青年期までに発達する自己価値感

達成の喜びを体験する 自己価値感の形成の出発点は、受容されることでしたが、ある年齢以上になると、自分が何事かを達成することが、自己価値感を高める作用を果たすようになります。 達成感の起源は、自分がイメージした結果を引き起 […]
自己価値感の形成

自己価値感の形成

基底的自己価値感が形成され、内発的成長力が十分に発現する自然で適切な環境とは、どのようなものでしょうか。 基底的自己価値感の形成についての諸研究は、その子自身の能力や達成水準はほとんど影響せず、親の子どもに対する接し方こ […]
健康な心とは何か

健康な心とは何か

精神分析から行動主義的心理学へ 心理学の歴史をおおまかにとらえると、精神分析から、行動主義的心理学を経て、人間性心理学に到達したといえます。 フロイトにはじまる精神分析は、神経症の患者など病理的な側面から人間の心理を鋭く […]
「現実を生きる」と「かりそめを生きる」

「現実を生きる」と「かりそめを生きる」

自己価値感人間は現実を生きています。 日々、「自分の人生を生きている」という実感を持っています。 勉強、仕事、雑務など、自分の本来的な欲求や願望とは異なった行動をおこなわなければならないこともたくさんありますが、それでも […]
愛される人、疎んじられる人

愛される人、疎んじられる人

人のために尽くすなど優れた面を持ち、ほとんど欠点らしい欠点がないのに、なぜか疎んじられる人がいます。 逆に、他者への配慮に優れているわけでもなく、欠点だらけなのに、好かれる人がいます。 これはその人の根底的な自己価値感の […]
「自分は自分」と「人の目が気になる」

「自分は自分」と「人の目が気になる」

楽しい努力ができる人、苦しい努力しかできない人 自己価値感人間の努力は、内発的な成長力の発現に向けられています。 すなわち、自分の興味や適性、希望、夢などにつながる目標の達成へと向けられています。 このために、彼らの努力 […]
傷つきにくい人、傷つきやすい人

傷つきにくい人、傷つきやすい人

傷つきにくい人、傷つきやすい人とは 自己価値感人間は、真、善、美に対して深い感情を体験することができます。 といっても彼らの心がいたずらに動揺し、容易に傷つくことはありません。 心が傷つくということの本質は、自己価値感が […]
自信が持てる人持てない人

自信が持てる人持てない人

いかなる養育環境においても、自己価値感の形成にとって有利な環境と、自己無価値感をもたらしやすい環境とが混在します。 このために、私たちは、自己価値感と自己無価値感とを両極とする直線上のいずれかの地点に位置しています。 両 […]
自己価値感

自己価値感

自己価値感とは、「自分に価値があるという感覚」のことです。 たとえ人と比べて劣っていても、未熟なところがあったとしても、自分はかけがえのない価値ある存在だ、という感覚です。 自己価値感は、自信や、有能感、自尊心、自己肯定 […]
自分の人生を生きる

自分の人生を生きる

夢の実現を目指す中で人付き合いが苦手を克服する視点を持つことは大切です。 今の自分を変えることに汲々として人生を終えるとしたら、こんなにつまらない人生はありません。 人付き合いが苦手なために本当に望む人生をあきらめたとし […]
自分を受け入れる

自分を受け入れる

自分の性格で悩むことは、苦しくとも、素晴らしいことです。 なぜなら、それはあなたが細やかな情感の持ち主であり、誠実であろうとしている証拠だからです。 感受性に欠ける人、誠実でない人、性格の悪い人は、自分の性格で悩むことは […]
性質を抱えて生きる

性質を抱えて生きる

内気さの基礎は素質 人と会うと緊張してしまい、心理的負担を感じてしまう自分の心は、養育に原因があると考えていませんか。 たしかに一昔前は、性格は全面的に養育によってつくられると考えられていました。 しかし、現在の科学的結 […]
セルフトークで元気を出す

セルフトークで元気を出す

私たちには、日常生活の中で、「がんばるぞ」とか「よし、やるぞ」などと言って自分を奮い立たせることがあります。 これを意識的に行うのがセルフトーク法です。 気持ちが落ち込みやすい人は、ちょっとしたトラブルのときでも、「大変 […]
頭の中を整理する

頭の中を整理する

頭の中を整理するとは どこから手をつければよいのかわからない。 自信がなくなり、自己否定に陥って、絶望的に感じられる。 心傷つく体験をすると、あれこれ浮んできて、それらがごっちゃになって、つらい気持ちが頭の中全体に広がっ […]