ここでは、人間関係がしんどいを積み重ねて、自分や他人を嫌になる前にできることを記してみました。
不満や怒りをためてしまうから爆発したり、自分の思いをあきらめてしまいます。
しんどいを積み重ねない行動や習慣がとても大事です。
人間関係が「しんどい!」と爆発したり、あきらめる前に、何ができるか。
習慣をどう変えていけばいいのか。
あなたの毎日の中で参考になれば、嬉しいです。
ありがとうと言ってみよう
「もっている」けど「もっていない」と思い込んでしまう
心が満たされていないから、欲しがる。
満たされていないから、外からもらおうとする。
カラカラの心。
・みんなと同じでない-不平
・満たされていない-不満
足りない、足りない。
そう思い続けていたのです。
だから、心の底から「ありがとう」と言えない。
では、どうしてそんなに「足りない」と思ってしまったのでしょうか。
心理学の世界で、おもしろい実験があります。
「ベルを鳴らすとお肉が出てくる」を繰り返すと、ベルを鳴らすだけで唾液が出る習慣が作られる「パブロフの犬」というのが有名です。
でも、実は、その「習慣」をもっと強固にする方法があるのです。
それは、次のような方法です。
「犬がボタンを押す→肉が出る」これを続けていくと、犬は、「ボタンを押すと肉が出る」と学習します。
しかしこれを、
- 犬がボタンを押す→肉が出る
- 犬がボタンを押す→肉が出る
- 犬がボタンを押す→肉が出ない
- 犬がボタンを押す→肉が出る
- 犬がボタンを押す→肉が出ない
- 犬がボタンを押す→肉が出る
というふうに、時々「肉が出ない」を混ぜるのです。
あくまでギャンブルのように「不定期に」です。
すると、犬は、「あれ?」と思って、狂ったようにボタンを押し続けます。
これを、人間関係にあてはめます。
「何かがんばった→ほめられる」これを続けていくと、人は、「がんばるとほめられる」と学習します。
これを、
- 何かがんばった→ほめられる
- 何かがんばった→ほめられる
- 何かがんばった→ほめられる
- 何かがんばった→ほめられない
- 何かがんばった→ほめられる
- 何かがんばった→ほめられない
と、時々「ほめられない」を混ぜてしまうと、人は、「あれ?」と思って、狂ったようにがんばり続けます。
時によって、ほめてもらえたり、ほめてもらえなかったりが続くと、ほめられなかったとき、「え?なに?どこがいけなかったの??」と、猛然に自分の欠点探しをしてしまうのです。
そして、勝手に予想して探し当てた理由を「ダメな理由」として、自分の価値観に結び付けてしまう。
さらには、狂ったようにがんばり続けたはてに、「どうしたらほめてもらえるのだろう」と途方に暮れる。
つねに「がんばる→ほめられる」という状態にしようと必死になり、それができないとわかると絶望するのです。
そして「私はほめてもらったことがない」「認めてもらえなかった」「足りない」「価値がないからなんだ」と思い込んでしまうのかもしれません。
だから、感謝ができない人は、そんな変な「習慣」がついてしまっているだけなのかもしれません。
つまり、自分は満たされていないと「思い込んで」しまった。
だから、「もしかしたら、自分は何でも持っているのかもしれない」と、自分のことを疑ってみる必要があるのかもしれません。
自分が「足りない」「満たされていない」と感じたとき、「もっと〇〇が欲しい」「〇〇になりたい」と感じたとき、そんなときには、ぜひ自分を疑ってみてください。
「本当は、自分は恵まれているのかもしれない」「持っていないと思い込んでいるだけかもしれない」と。
最初は、口だけでも、しらじらしくても、「ありがとう」「おかげさまで」といってみる習慣を身につけるのも一つの方法です。
〇持っているもの一つに「ありがとう」と感謝する
時には、毒をはく
いい言葉を使うことによって悪いことが発生
「言霊」という言葉があります。
言葉にはエネルギーがあって、いい言葉にはいいエネルギーが、悪い言葉には、人を病気にしてしまうぐらいの毒性もあるといわれています。
自己啓発や、心の世界のことを学ぶとき、当然のようにこの「言葉」に気を付けるようになります。
「ありがとう」「感謝します」「ついてる」「おかげさまで」「嬉しい」「楽しい」
という言葉を心がけて使うように、という具合に。
これらの言葉は、たしかにとても響きのいい、素晴らしい言葉です。
何事も、形から入るのは大切です。
たとえ心がこもっていなくても、そうしていれば、そのうち心が入ってくることがあります。
心理療法の一つに「ミラクルクエスチョン」というものがあります。
「ミラクル」つまり、「もし奇跡が起こったとしたら」という仮定で、問題が解決した「うまくいっている未来」を想像してもらいます。
そして、「うまくいっている未来」の自分の行動の中で、今すぐにでもできることがあれば、今現実の世界でもやってみる。
すると、「うまくいっている未来」に近づくことができるというものです。
たとえば、「うまくいった未来」をイメージしたとき、「いつも”ありがとう”と感謝している自分」を想像したとします。
そして現実の世界でも、なるべくいつも”ありがとう”というクセをつけると、「うまくいった未来」がくる可能性が高まるということです。
NLPという心理学の手法でも「モデリング」というものがあります。
これは、自分が尊敬している人や、自分がなりたいと思っている人の言動を真似たり、なりきって、その考え方や信念までも取り入れたりすることで、理想の状態に近づいていくという方法です。
たとえば、自分のあこがれている人の口グセが「ありがとう」なら、同じように「ありがとう」と口にして感謝してみる。
すると、その人に近づいていくというものです。
実際、そのようにして上手くいく人が多いので、効果のある方法なのです。
そう、いい言葉を使うということは、いい波動も出すし、いい状態を作り出せるはずです。
ところが、です。
実は、やればやるほど苦しくなってくる人がいます。
「ありがとう」と口にしてみても、腹が立っているとか、納得できない。
たしかに、ひどい目にあったときに「感謝します」「ついてる」とは思えないですよね。
でも、そんなときでも「きっといいことがあるはずだから」といい言葉を使い続ける。
そして「私は問題ないのよ」と平気なふりをする。
いい人のふりをしてしまう。
自分は人の悪口や、愚痴をいったりしないのよ、と自分に嘘をついてしまう。
お腹の中は、溜まった悪口や愚痴で真っ黒です。
そんなときは、思い切って愚痴や悪口をいってみてください。
そういう人は、それが本心ですよね。
だったら、口にしたほうがいいときもある。
思いきり「体から、その黒いエネルギーを排出する」ことです。
デトックスです。
まずは「怒り」を放出してください。
すっきりしますよ。
それらの本音を放出して、すっきりしたあと、それからあらためていい言葉を使ってみてください。
ただし、いつもそうやって、愚痴や悪口、不平不満ばかりいってると、本当に神様が味方してくれません。
出すのは「時々」ですよ。
黒いのを吐き出してください。
我慢して溜め込んでるから、気分が悪くなったり、顔色や表情に出てしまうんです。
真っ黒のオーラを出します。
目が笑っていない人になります。
よけい怖いですね。
自分の欠点を認める
自分の器を育む
「自分を認める」
「そのままの自分を認める」
口ではいえるけど、頭ではわかるけど、なかなかできないことの一つだと思います。
自分のこういうところが嫌い、こういうところが認められない、あぁダメだ、と思う。
そして「だから、変えたい」「なんとかしたい」と願う。
これは、自分と戦っている状態です。
この「自分の中にいる対戦相手」が、自分の苦手な人です。
自分の内側の仮想敵が、目の前に「苦手な相手」として現れるから否定したくなるのです。
戦いたくなるのです。
だって認めてないのですから。
「お前は間違っている」「お前は、もっとこうなれ」と、「変えよう」とします。
目の前の相手を変えようとしているときは、相手を「否定」しています。
相手を否定する、ということは「自分が正しい」「自分のほうがマシ」と考えているからです。
「あなたは間違っている」でも「私は正しい」。
「私は正しい」でも「あなたは間違っている」。
これが、問題を引き起こします。
宗教戦争も、このようにして起こり始めます。
要するに「考え方」「ものの見方」の違いです。
では、どうすればいいのかというと「認める」ことが解決のカギになります。
自分の中の「ダメな部分」「弱い部分」は、できればなくなってほしい、消えてほしいことでしょう。
つまり「見たくない」「聞きたくない」「触られたくない」と否定しています。
そんなとき、「ダメな部分」「弱い部分」を、「あぁ、弱い自分が、ダメな自分が、怖がってる自分がそこにいるんだな」と思うことです。
「肯定しなくていい」「好きにならなくていい」「変えようとしなくていい」
「ただ、そこに、ある」と、存在を確認する。
無視をしない。
実は、それだけでも「認める」ことになるのです。
「頭ではわかる。理屈ではわかる。でも具体的にどうしたらいいの?」
という方がいます。
では、どうすればいいのか。
自分の欠点や、ダメなところを嫌っているときは、ここがダメだから、こう変えよう、つまり「BUT」で否定しています。
「私は弱い。それはダメだから(BUT)がんばるべき」
というように、「私は、ダメだ」と「BUT」で否定する。
ここに「AND」を使うのです。
「私は弱い。そして(AND)がんばろう」「できないところもある。そして、できることもある」「私は正しい。そして、あなたも、正しい」
「自分はこれができない」と、いったん、できない自分を認めて、「さぁて、だから(AND)良くしていくようにがんばろうか」と。
ダメな自分と、そうでない自分。
どちらも「存在」します。
どちらが好きでもいいですし、どちらを選ぶのもいいです。
ただ「否定しない」。
「BUT」で、前を否定するのではなく、どちらの存在も認める。
「AND」を使って生きてみませんか(すると安堵しますよ)。
そうやって自分の「弱いところ」「できないところ」、さらには「自分以外の価値観」を認めることで、人としての器が大きくなっていくのかもしれませんね。
〇「BUT」より「AND」で生きる
失敗をさらけ出して生きる
ある英会話学校での出来事です。
ある日、Aくんという、若い男性が入学してきました。
Aくんは、学生時代に勉強しなかったので、英語がまったく話せません。
その他の生徒のみんなは、多少話せたり、なかには留学経験もあって、人よりは話せる人もいました。
Aくんは、スクールが始まると、まったくわからないのでトンチンカンな質問をたくさんします。
それを見て周囲の人は、いつも失笑を漏らしたりしてバカにしていました。
その人たちから見ると、わかりきったことを訊いているのですから。
また、発音もひどく、失笑を誘います。
でも、Aくんはくじけず、質問を続けたり、しゃべることをがんばりました。
そんなAくんを見ても、他の生徒たちは、「少しは英語ができる」というプライドがあるので、簡単なことが質問できません。
また、しゃべる場面でも、失敗できないので尻込みしてしまいます。
一年後、Aくんは、英語がペラペラになっていました。
他の生徒たちは、ほとんどレベルが入学当時から上がりませんでした。
知らないことを、さらけ出すこと。
できないことを、隠さないこと。
失敗しても、実践すること。
この大切さを、この話は教えてくれます。
どんな学びの場においても「それ知っている」といって、「知っている」ことに重点を置いて、前に進めない人がいます。
「知っていることを確認して気持ちがいい」からです。
「知らないから、教えて」
「知ってるけど、そこまで詳しくないから教えて」
「助けてほしい」
そんなことをいえる勇気が、人を成長させてくれるのかもしれません。
〇「できません!」と声を大きくしていう
自ら優しくする
人から優しさをもらえる「やさしさ保険の法則」
「話しかけてもらえない」「優しくしてもらえない」「認めてもらえない」
人間関係で悩んでいる方は、こういった思いを抱えている方が、かなりの確率でいます。
そんなとき、こういう質問をします。
「あなたは、どんな人なら話しかけたいですか」
「どんな人に優しくしたいですか」
「どんな人のことを認めたいですか」
すると・・・、
「話しかけてくれる人」「自分に優しくしてくれる人」「自分のことを認めてくれる人」
という答えが返ってきます。
これで終わりです。
ですので、これには次のようなアドバイスが有効です。
「まずはあなたが、まわりの人に話しかけてみてください」
「まずはあなたが、まわりの人に優しくしてあげてください」
「まずはあなたが、欠点探しではなくて、まわりの人のいいところを認めてあげてください」
それだけです。
「でも、してもらってないのに、私からはできません」
といわれることもあります。
はい。それでも、自分からやってください。
保険の掛け金のようなものです。
かけてないのに保険はおりません。
「いつまでもすねてないで、自分がしてほしいことを、まわりの人にしてあげてください」
これが、人から話しかけてもらう、優しくしてもらう、認めてもらう方法です。
〇まず、自分から話しかける
■関連記事
びくびくする心理
自分の価値観にしたがう
シンクロニシティが起きる「渡りに舟の法則」
人はそれぞれ「使命」「役割」「目的」を持って生まれてくると思っています。
もちろん、生まれたばかりの頃は、そんなことには気づきません。
大人になっても気づくことができずに終わってしまう方のほうが、多いのかもしれません。
大事なことは「人生のターニングポイントを知らせるサインがある」ということです。
その人が持って生まれた役割にかかわらず、僕たちは親や大人から育てられ、親や周囲の価値観を教育されて育ちます。
そして、しばらくはそれに沿って生きていきます。
でも、そのうち「自分の中の使命感」がむくむくと動き出します。
すると、「違和感」「何かが違う」「私はこういうことをやりたい」というような思いが湧いてくることがあります。
でも、人間社会、地域社会の中に生きていると、それぞれの「ルール」や「常識」「ふつう」があります。
自分の中に浮かんできた「違和感」が、そのルールに反するものだったら、自分のその気持ちを抑え込んで生きてしまいます。
周囲の人に怒られることもあります。
そして、自分の中から湧いてきた「想い」を封印して「ふつうに」生きていこうとします。
すると、「世間のレール」ではない「その人のレール」からどんどん離れていきます。
そして、離れすぎると非常に痛い出来事に出合います。
まるで人生の脱線事故です。大惨事です。
ところが、実はそれが、自分の人生の方向転換のチャンスです。
なのに多くの人は、その事件のあと「さらにふつうに生きる」ことを選びます。
怖いから。
ですが、そこで「自分の人生を選ぶ勇気」を出したとき、世間の価値観ではなく、自分の価値観にしたがう、人と違っていいと決めたときです。
自分が、自分の人生を生きると「決めた」ら、その人にランプが点灯します。
すると、神様が気づきます。
そして、迎えの舟を遣わせてくれます。
これが「シンクロニシティ」です。
日本語でいうと「渡りに舟」です。
その舟に乗るにしても、行先は書いてありません。
しかも、船頭さんは「今持っているものをすべて捨てないと乗せない」といいます。
行先は書いてないが、すべて捨てて乗る。
その舟に乗る勇気を出すと「人生の流れに乗る」ことができるのです。
こうして、「自分の価値観にしたがって生きる」と、神様がそれを察知して、あなたの望むような展開を作ってくれることがあるのです。
〇「ルール」より「想い」を大事にしてみる
オープンマインドの大切さ
自己開示を促してゆく
自分の中にある「恥ずかしい出来事」「知られたくないこと」「言いたくないこと」が多いほど、人はそれを守ろうとして心を閉ざす。
これが「プライド」です(ここでは”誇り”とは違う意味にとってください)。
だから、自分をオープンにすること、つまり「自己開示」をすることで初めて、コミュニケーションが動き出すのです。
その中で「オープンマインド」って頭ではわかるけど、どう行動すればいいかと考えると、けっこう難しい。
そんなとき、おすすめする方法が一つあります。
何か改善したい状況や人間関係があるとき、「あなたは~」ではなく「私は~」で始まるように話しましょうということです。
世間の心理学の手法の一つに「Iメッセージ」「私メッセージ」というものがあります。
「あなたのこういうところを直してほしい」というような「あなた」から始まる言葉だと、相手を変えようとする「指摘」や「攻撃」になるので避けましょうというもの。
代わりに「私は、そうされると悲しい」「私は、こうしてほしいと思っている」というように「私は」で始まる言葉にしましょうという方法です。
「私は~」のあとに、「自分の気持ち」を素直に伝えましょうというものです。
「あなたの時間にルーズなところを直してほしい」ではなくて、「私は、あなたが時間に遅れてくると、心配、不安になる」のほうが、素直なコミュニケーションです。
「あなたのその言い方はないんじゃない?」
ではなくて、「私は、その言い方だと悲しい思いをする」となります。
誰かに、自分をわかってもらいたいと思ったら、「私は」で始まる言葉を使ってみませんか。
お前、脱げよ、という前に自分が先に脱いでみましょう。
〇「私は~」で会話してみる
本当の本音に気づく
相手に本音をぶつけると喧嘩してしまう「理論武装」
「私は」で始まる「Iメッセージ」は、とても大切ですが、一つだけ大きな落とし穴があります。
職場で、コミュニケーションのやりとりで争いになり、「その言い方に腹が立った」となることはありませんか。
そして、「私はその言い方に腹が立った」と「意見」を伝えようとします。
「私は~」で始まるのだから、Iメッセージだし、それが「本音」だと思っているからです。
で、勇気を出していってみる。
でも、残念ながらこれは「本音」ではありません。
「建て前」「コーティング」「本音のカモフラージュ」です。
そんな言葉を相手にぶつけて「本音を言ったら大変なことになった」となりますが、当たり前です。
「その言い方に腹が立った」の裏に、本音が「隠れて」いるのです。
要するに「なんで、そこに腹が立ったのか」「ホントはどうしてほしいのか」。
それが「本当の本音」です。
・もっと優しくいってほしかった
・もっと私を大事にしてほしかった
でも、かっこ悪くて、照れくさくていえなかったのです。
さて、ここでよく考えてほしいのですが、「本音」とはなんでしょうか。
「本当に望んでいること」ですね。
さて、実は、人はこの「本当に望んでいること」はあんまりいいません。
それは「本当に望んでいること」は、とっても弱くてかっこ悪いことが多いからです。
そして、この「本当に望んでいること」がかなえられないときに、人は悲しみや怒りを感じます。
そして、人はこの「悲しみや怒り」を「本音」だと思っています。
これをいえなかったから「その言い方はおかしい」「そのやり方はおかしい」「上司としてそれはないでしょ」「親なら攻撃すべきでしょ」と、本音を怒りでコーティングして「理論」を相手にぶつけます。
これを「理論武装」といいます。
負けないぞ、入ってこさせないぞ、です。
コーティングしてぶつける弾の中には「本音」が埋まっています。
「いわなくても気づいてよ」「いわせるなよ」「かっこ悪くていいたくないんだから」
そして、本音をいわずに、そんな「べき論」や「正論」をぶつけるからケンカになるのです。
ぶつけられた側は戦闘モードに入るか防御モードに入って閉じこもってしまいます。
本音をいわずに、本音をわかってもらおうとしている。
武装なんかせずに、素直になってみませんか。
「ほんとは、こうしてほしかった」と。
〇照れくさくていえない本音は何?
諦めないで続ける
ある時突然、夢が叶うことがある
Aさんはスキーをするのですが、もともとそんなに器用なほうじゃないので、なかなか上手に滑れませんでした。
ある滑り方をマスターしたくて、毎シーズン、何度も何度も練習し、本を読んだりビデオを観たりして研究しました。
でも、なかなか思うような滑りができませんでした。
でも、ある年、いつものように滑っていたら、突然それはやってきました。
ホントに突然、思うような滑りができた瞬間がありました。
そして、その瞬間のあとはずっと体が覚えていました。
Bさんは、中学生の頃からギターを始めました。
ギターをやったことのある人が必ず当たる壁だとおもうのですが、「F」というコードがなかなか押さえられませんでした。
それでも、弾きたい一心で、毎晩毎晩練習していました。
でも、なかなかうまくいかない・・・。
もうダメかな、と思ったけれど、それでも「F」以外はスムーズに弾けるようになったので、続けていました。
そして、これもある日、突然、何も特別なことはしていないのに「ポン」とおさえられる瞬間がきたのです。
そして、それ以降はずっと弾けるようになりました。
一部の天才の方や器用な方をを除いて、やはり何事にも、必ず当たる「壁」があると思います。
その壁は、なかなか越えられません。
けれども、その壁を叩き続ける、ジャンプし続ける、いろんなことを続けてみる。
ダメかな、と思っても続けてみる。
人間の心のクセも同じ。
ポジティブな考え方ができない。
ネガティブなことばかり考えてしまう、優しくできない。
また、受け入れがたいものを受け入れてみる。
許しがたいものを許してみる。
できなくても、やってみる。
でもできない。それでもやってみる。
それでもやってみる。
すると、ある時「ポン」とできるようになります。
こうやって繰り返し訓練することで、突然扉は開くのです。
昨日までできなかったことが、今日、突然できることがあるのです。
ただし、その「ポン」がくるのはどういう人かというと、「あきらめないでやり続けた人」だけです。
明日、できるかもしれない。
もう一回で、できるかもしれない。
この可能性を知っておくと、いつか「ポン」がくるというのを知っておくと、その「ポン」を楽しみに、たんたんと続けられるのかもしれません。
〇あきらめたら、そこで試合終了です
まとめ
「ありがとう」という言葉はエネルギーも少なくて済むし、誰も悪い気がしないコミュニケーションの基礎。
自分の欠点を認め、受け容れることで緊張する必要がなくなり、生きるのが楽になる。
失敗をさらけ出し、つまり自分の欠点をさらし出すことによって、緊張しなくなり生きるのが楽になる。
自分から優しくすることで、優しさが返ってくる確率が増える。
自分の本音の価値観を見つけ、信じることで自信がつく。