無意識下の自己否定と成功体験の積み重ね

対人恐怖症、社交不安障害の人は、幼少のときに、周囲からきつい期待をかけられたがゆえに、去勢を張ったり、無価値観に悩まされたりする。

なぜか、「自分はダメなのではないか」という解釈にとらわれている。

小さい頃、鬼ごっこをしていて、決まって彼は「どうせ自分はつかまる」と感じた。

大勢で鬼ごっこをしているのに「鬼は自分をつかまえようとする。」と感じた。
そしてその通り鬼は自分をめがけて追っかけてきた。

そんな体験が対人恐怖症、社交不安障害の人にはあるのではないだろうか。

危険に際して、「自分は助かる」と感じる人間と「自分だけはだめだ」か感じる人がいる。

九割の人が受かるテストで、勉強していながらも「自分はだめだ」と思う人と、勉強していないのに「自分は大丈夫だ」という人がいる。

自分に厳しくし続けてダウンしてしまう対人恐怖症、社交不安障害の人は、前者である。

ダウンするまで自分に厳しくする根底には「自分はだめなのではないか」という不安や恐怖があるからです。

疲労困憊してもなお頑張るのは、この「自分はだめだ」という無意識下にある自己否定ゆえである。

対人恐怖症、社交不安障害を克服したい人は、この無意識下にある自己否定に気付き、成功体験をたくさん積んで自信をつけていくことである。