虚栄心の心理学

●自分の過去を肯定的に見直す

”今の自分以外に生きることができなかったと認める”

あなたは若い頃、高級ブランド物を着て、それが個性と思っていたかもしれない。
しかし違う。

高級ブランド物を着て得意になること、そのことがあなたの個性なのである。

高級ブランド物を着たのは虚栄心からなのか、それが好きだったからなのか。

高級ブランド物を身に着ける動機はそれぞれ違う。

その動機が個性なのである。

あなたは虚栄心からブランド物を着たとしても、好き好んで虚栄心が強かったわけではなかった。

あなたは毎日虚栄心に苦しんでいる。

自分で自分の虚栄心にほとほと嫌気がさしている。

でも、それがあなたなのである。

あなたの虚栄心が強いのには強い理由がある

淋しかったから高級ブランド物を着たのかもしれない。
そして、見せびらかして皆に嫌われたのかもしれない。

あなたは他人にとって勘に障る存在だった。
でも、あなたが「キーキー」言う理由はある。

相手から見て自分はどういう存在であるかと言うことを、よく考える心理的なゆとりがなかった。
あなたは自分でもどうしてよいか分からなかった。

あなたは今、自分の過去のなかに自分を見つける時である。

そして、それ以外には自分は生きることができなかったことを認めることである。
そして、今のあなたがある。

虚栄心が強いあなたは、「あなたはあなたであってはならない」と言う破壊的メッセージを受けて成長しているのである。

カメに向かって「お前はカメであってはならない、ウサギであれ」という恐ろしいメッセージである。

虚栄心が強い人は、この種の破壊的メッセージを受けている。

でも、それがその人の運命なのである。

虚栄心が強い人はまず「こうあるべきだ」という思い込みがある。

虚栄心が強い人はまず、自分はノイローゼになる運命を持って生まれてきたということを受け容れることである。

そこからまた新しい人生が始まる。

「現実の生身の自分」から出発すれば、今の自分が固有な存在だということに気がつく。

虚栄心が強い人が素直になったら、これは大事業を成し遂げたことになる

対人恐怖症、社交不安障害を克服するには、自分はノイローゼになる運命を持って生まれて来たということを受け容れることである。