対人恐怖症、社交不安障害の克服のいろは

対人恐怖症、あがり症、社交不安障害で悩むあなたへ。必ずそれらは克服できます。重度のあがり症・社交不安障害、対人恐怖症だった私がその克服方法をお教えします。

著者:ジョニー

自分を受け入れる

自分を受け入れる

自分の性格で悩むことは、苦しくとも、素晴らしいことです。 なぜなら、それはあなたが細やかな情感の持ち主であり、誠実であろうとしている証拠だからです。 感受性に欠ける人、誠実でない人、性格の悪い人は、自分の性格で悩むことは […]
性質を抱えて生きる

性質を抱えて生きる

内気さの基礎は素質 人と会うと緊張してしまい、心理的負担を感じてしまう自分の心は、養育に原因があると考えていませんか。 たしかに一昔前は、性格は全面的に養育によってつくられると考えられていました。 しかし、現在の科学的結 […]
セルフトークで元気を出す

セルフトークで元気を出す

私たちには、日常生活の中で、「がんばるぞ」とか「よし、やるぞ」などと言って自分を奮い立たせることがあります。 これを意識的に行うのがセルフトーク法です。 気持ちが落ち込みやすい人は、ちょっとしたトラブルのときでも、「大変 […]
頭の中を整理する

頭の中を整理する

頭の中を整理するとは どこから手をつければよいのかわからない。 自信がなくなり、自己否定に陥って、絶望的に感じられる。 心傷つく体験をすると、あれこれ浮んできて、それらがごっちゃになって、つらい気持ちが頭の中全体に広がっ […]
最悪の事態に浸ってみる

最悪の事態に浸ってみる

「最悪の事態」を覚悟する 今後の展開が心配なとき。 たとえば、自分の仕事のことで顧客からクレームが来た。 月曜日には、会社でそれが問題になるはずだ。 それを考えると、心配で心配で眠れず、胃が痛くなる。 こうしたときは、仮 […]
心に区切りをつける

心に区切りをつける

感情は吐き出してしまおう 怒りは吐き出さないと恨みに変わります。 さらに長引けば怨念となって残ってしまいます。 いやな感情は我慢して耐え続けるよりも、思い切って吐き出してしまった方が心に区切りがつきます。 生体エネルギー […]
希望をイメージして気持ちを切り替える

希望をイメージして気持ちを切り替える

私たちの心は、同時に複数の感情を深く体験することはできません。 テレビでは、その番組がつまらなければ、チャンネルを切り替えることで、瞬時に楽しい番組に替えることができます。 心もこれと似ていて、意識が楽しいイメージに占領 […]
感情の三つのバイアスを思い出す

感情の三つのバイアスを思い出す

生きる上で気持ちが落ち込んだり、なかなか怒りがおさまらないなどということは不可避のことです。 とりわけ人間関係に傷つきやすい人は、自分の気持ちにも人の気持ちにも人一倍敏感なので、心乱されるのは宿命といえます。 そんなとき […]
傷つける人との付き合い方

傷つける人との付き合い方

傷つける人とは 少数ではありますが、誠意をもって接しても、誠意が通じない人がいます。 鈍感さから、他の人を傷つける人もいます。 傷つける快感を楽しむかのような人もいます。 こうした人とは、関係を絶つことが一番です。 しか […]
競争社会の罠から抜け出す「勝とうとしない」

競争社会の罠から抜け出す「勝とうとしない」

社会は競争であり、同僚はライバルだと信じている人がいます。 「学校を出れば競争なのだから、学校では競争する力を育てることだ」と主張する人さえいます。 こうした人は、人間関係で親密さを求めるよりも、勝つことを求めているので […]
相手の身になって話しやすい人になろう

相手の身になって話しやすい人になろう

相手の身になるとは 相手の身になってみる心理 私たちは、自分の話に謙虚に耳を傾けてくれる人に好意を持ち、心を動かされます。 人に受け入れられるのに、しゃれた会話ができる必要はありません。 人を動かすために、弁舌さわやかで […]
誉め合えば信頼が深まる

誉め合えば信頼が深まる

いかにもただ単位を取るため、という態度で授業を受けている学生がいました。 その態度を何度注意されても改まりません。 ところがあるとき、その学生が授業中に斜に構えたままで質問したのです。 本人は授業内容を皮肉ったつもりだっ […]
笑顔が周囲を優しくする

笑顔が周囲を優しくする

笑顔が周囲を優しくするとは 笑顔が周囲を優しくする心理 心理学の中に、感情のジェームズ・ランゲ説というものがあります。 それは標語的に言えば、「悲しいから泣くのではない。泣くから悲しいのだ」と、いうものでした。 これは全 […]
感謝で心が通い合う

感謝で心が通い合う

心地よい人間関係のためには、感謝の心をもって接するように努力することです。 私たちは、しばしば感謝の心でなく、要求する心で人に接しています。 そのために相手をコントロールすることになって、ぎくしゃくした関係になってしまう […]
対人恐怖症の人の挨拶

対人恐怖症の人の挨拶

対人恐怖症であっても挨拶は心を開く 挨拶は心を開く第一歩です。 「おはようございます」と、大きな声で挨拶することで、自分の心が開放されます。 相手の人も挨拶を返すことで、お互いの心の通路を開くきっかけになります。 あちら […]
テクニックより誠実さ

テクニックより誠実さ

テクニックより誠実さとは テクニックより誠実さの心理 幸福な生活は、心地よい人間関係に包まれています。 仕事への満足度も、職場の心地よい人間関係と結びついています。 調査によれば、大部分の人は給料が多少高いことよりも、職 […]
グズグズ延ばししない

グズグズ延ばししない

グズグズ引き延ばすとは グズグズ引き延ばす心理 物事への対処は、グズグズ引き延ばすほどストレスが増大していきます。 あれこれと家事がたまってしまうと気が重くなるし、仕事が進んでいないと会社に行くのがつらくなります。 グズ […]
「ねばならない」にとらわれない

「ねばならない」にとらわれない

私たちはいろいろな「ねばならない」「すべき」という意識にとらわれており、そのために、人間関係が硬直化し、余計なストレスを体験することになります。 たとえば、「何事もまじめに取り組まなければならない」という思いが強すぎると […]
過剰な責任感で行動しない

過剰な責任感で行動しない

過剰な責任感で行動しないとは 過剰な責任感で行動しない心理 責任感が強いということは、賞賛すべき長所です。 責任感の強い人は、いざというとき、仕事を任せられる信頼される人です。 若いうちは、責任感を努力と結びつけることで […]
安請け合いしない

安請け合いしない

安請け合いしないとは 安請け合いしない心理 安請け合いは余計な負担のもとです。 その負担を、ずっと引きずっていかなければなりません。 安請け合いが癖になっていて、いつもあたふたと仕事に追いまくられている人がいます。 本人 […]
嘘をつかない

嘘をつかない

嘘をつくと、そのときはよくても、その後でつらさが続きます。 学校でつい嘘をついてしまい、そのことがばれて、その後何日間かクラスメートの目が刺すように痛く感じられたという体験はないでしょうか。 仕事のことでちょっとした嘘を […]
見栄を張らない

見栄を張らない

見栄を張らないとは 見栄を張らない心理 人間関係における重荷は、見栄を張ったり、その場しのぎの行動など、自分で種をまいたものであることが少なくありません。 ですから、ちょっとした心がけで負担を軽減することができます。 優 […]
逃げ腰にならない

逃げ腰にならない

逃げ腰にならないとは 逃げ腰にならない心理 つらい場面からは、つい逃げたくなります。 でも、逃げ腰になると、よけいつらく感じられるものなのです。 たとえば、会の案内が来たとき、出席しようか、欠席しようかと、あれこれ考えて […]
人の心の温かさを信頼する

人の心の温かさを信頼する

いつもがんばっているあなた。 時には甘えても大丈夫。 弱みを見せても大丈夫。 あなたが他の人に喜んでなにかしてあげるように、他の人もあなたのためになにかしてあげられることを喜ぶものです。 あなたが弱さを見せても、欠点があ […]
役割行動に徹する

役割行動に徹する

役割行動に徹すると、大勢の人を相手にしても割合平気でいられます。 あるカウンセラーは仕事柄、数百人の聴衆の前でもほとんど平気で話すことができます。 ところが、たった一人の女性と向き合うと対応に戸惑ってしまいます。 もっと […]
本来の目的に集中する

本来の目的に集中する

本来の目的に集中するとは 本来の目的に集中する心理 私たちは何かをするとき、本来の目的以外のことに関心が向いてしまい、そのために不必要な重荷を背負ってしまいます。 たとえば、プレゼンテーションしなければならないとき、「失 […]
自己防衛しない

自己防衛しない

自己防衛しないとは 自己防衛しない心理 私たちは人と交わるとき、意識的、無意識的に自分が傷つかないようにいろいろな防衛策をとっています。 こうした自己防衛策は、巧みに偽装されているので、自分では防衛策だと意識していないこ […]
あるがままを心がける

あるがままを心がける

同じ人間関係の中にいても、楽しんでいる人もいれば、苦痛に感じている人もいます。 それは心のあり方に違いがあるためです。 人の中にいることで感じてしまう苦痛は、その人の心が勝手につくり出している場合が多いのです。 ですから […]
使用の心理学

使用の心理学

アドラー心理学は勇気の心理学です。 もう一つ付け加えるならば、アドラー心理学は「所有の心理学」ではなく、「使用の心理学」です。 フロイト的な原因論は「所有の心理学」であり、やがて決定論に行きつきます。 一方アドラー心理学 […]
導きの星は他者貢献

導きの星は他者貢献

人生とはなにか? 人は何のために生きるのか? ある人からこの質問を向けられた時、アドラーの答えは「一般的な人生の意味はない」というものでした。 たとえば戦禍や天災のように、われわれの住む世界には、理不尽な出来事が隣り合わ […]
人生最大の嘘

人生最大の嘘

たとえば、大学に進みたいと思いながら、勉強しようとしない。 これは「いま、ここ」を真剣に生きていない態度でしょう。 もちろん、受験はずっと先のことかもしれません。 何をどの程度勉強すればいいのかわからないし、面倒に感じる […]
今ここに強烈なスポットライトを当てよ

今ここに強烈なスポットライトを当てよ

自分が劇場の舞台に立っている姿を想像してください。 このとき、会場全体に蛍光灯が付いていれば、客席のいちばん奥まで見渡せるでしょう。 しかし、自分に強烈なスポットライトが当たっていれば、最前列さえ見えなくなるはずです。 […]
ダンスを踊るように生き、旅をするように生きる。

ダンスを踊るように生き、旅をするように生きる。

幼い頃からバイオリニストを夢見て猛練習に励み、ついには憧れの楽団で活躍するような人生。 あるいは猛勉強の末に司法試験に合格し、弁護士になるような人生。 その方々は人生のどの瞬間も「いま、ここ」に生きていたのではないでしょ […]
人生は線ではなく点である

人生は線ではなく点である

もしも人生が山頂にたどり着くための登山だとしたら、人生の大半は「途上」になってしまいます。 つまり、山を踏破したところから「本当の人生」がはじめるのであって、そこに至るまでの道のりは「仮のわたし」による「仮の人生」なのだ […]
人生の調和

人生の調和

たしかに、世の中は善人ばかりではありません。 対人関係の中で不愉快な思いにさらされることは、多々あるでしょう。 しかし、このとき間違っていけないのは、いずれの場合も攻撃してくる「その人」に問題があるだけであって、決して「 […]
楽しそうに鼻歌でも歌いながらお皿を洗ってみよう

楽しそうに鼻歌でも歌いながらお皿を洗ってみよう

表向きには他者に貢献しているといいながら、結局は自分のためだとするロジックは、どう考えても偽善以外のなにものでもないのではないか? それは、次のような場面を想像してください。 ある家庭で夕食が終わった後、食卓の上に食器が […]
他者貢献

他者貢献

まず、交換不能な「このわたし」をありのままに受け入れること。それが自己受容です。 そして他者に対して無条件の信頼を寄せることが、他者信頼になります。 自分を受け容れることができて、なおかつ他者を信頼することができる。 こ […]
他者信頼

他者信頼

諦めと言う言葉には、元来「明らかに見る」と言う意味があります。 物事の真理をしっかり見定めること、それが諦めなのです。悲観的でも何でもないでしょう。 もちろん、肯定的なあきらめとしての自己受容ができたからといって、共同体 […]
自己受容

自己受容

アドラーが共同体感覚の概念を提唱したとき、反発はたくさんありました。 心理学は科学であるべきなのに、アドラーは「価値」の問題を語り始めた。 そんなものは科学ではないと。 アドラーの話は複雑なのでここでいったん順番を整理し […]
「縦」ではなく「横」の人間関係を構築しよう

「縦」ではなく「横」の人間関係を構築しよう

横の関係の心理 「人は生きているだけで誰かの役に立っているし、生きているだけで自らの価値を実感できる。」 でも、親から出来が悪いと軽んじられたり、仕事上変わりはいくらでもいる。というような疑問が残ります。 それは、アドラ […]
「行為」のレベルで考えず、まずは存在のレベルで受け入れていく

「行為」のレベルで考えず、まずは存在のレベルで受け入れていく

誰かの役に立ててこそ、自らの価値を実感できる。 逆にいうと、他者に役立てない人間に価値はない。 突き詰めるとそれは、生まれて間もない赤ん坊、そして寝たきりになった老人や病人たちは生きる価値すらないことになってしまう。 な […]
勇気づけ

勇気づけ

他者の課題に対して、土足で踏み込んでいくような行為のことを課題の分離における「介入」といいます。 それでは、なぜ人は介入してしまうのか? その背後にあるものも、実は縦の関係なのです。 対人関係を縦でとらえ、相手を自分より […]
共同体

共同体

アドラーのいう「共同体」の概念を言葉のままに受け取って、実際の宇宙や無生物をイメージすると、理解をむずかしくしてしまいます。 さしあたってここでは、共同体の範囲が「無限大」なのだと考えればいいでしょう。 たとえば、定年退 […]
世界地図と地球儀

世界地図と地球儀

順番に考えましょう。 まず、われわれは共同体の一員として、そこに所属しています。 共同体の中に自分の居場所があると感じられること、「ここにいてもいいのだ」と感じられること、つまり所属感をもっていること、これは人間の基本的 […]
自己中心的な人

自己中心的な人

ここではわかりやすく、「自己への執着」という言葉を「自己中心的」と言い換えます。 あなたの頭の中にある自己中心的な人とは、どんな人物でしょうか? 実は「課題の分離」ができておらず、承認欲求にとらわれている人もまた、極めて […]