私は自身のあがり症、対人恐怖症・社交不安障害を克服するに当たり、それに関連する数多くの本を読んで参考にしてきました。
その中でも、特に参考になり、また、私のとても信頼できる心療内科医の治療で話してくれた内容にリンクするものを選りすぐっておすすめ、紹介します。
この中にはみなさんのあがり症、対人恐怖症・社交不安障害を治すに当たって、はずれは一冊も無いので、ぜひ参考にしていただきたいと思います。
気が軽くなる生き方―重苦しくふさぎ込むな (知的生きかた文庫)
加藤諦三(著)
知的生き方文庫
私のおすすめ度
★★★★★
あがり症・や社交不安障害・対人恐怖症を克服する考え方やそうなってしまった原因が記されています。
人間関係でつまずきやすい人が読むと気が楽になるでしょう。
この本は私があがり症や社交不安障害を克服するにあたって何度も読み返し基本的な考え方としてお手本としてきた本です。
この中にすべて詰まっていると言っても過言ではありません。
この本は絶対におすすめです。
ぜひ読んでいただき頭の中にその記されている内容をしみ込ませ、また何度も読み返してください。
愛着障害の克服 「愛着アプローチ」で、人は変われる (光文社新書)
岡田尊司(著)
光文社新書
私のおすすめ度
★★★★
「認知行動療法や森田療法より先にやること」
皆さんは、「愛着」という言葉をご存知でしょうか。
簡単に言うと自己肯定感のようなものです。
その愛着は家庭環境や教育環境で育まれます。
対人恐怖症や社交不安障害の人はその愛着が傷ついていることが多いです。
その傷ついた愛着を癒すアプローチをすることが対人恐怖症や社交不安障害を克服する条件であることが記されています。
それはどういうことかというと、
この人と付き合うと癒されるな~と思う人と積極的に付き合うことです。
そしてこの人と付き合うと癒されるな~と思う人のことを安全基地といいます。
いたら、積極的に付き合ってみましょう。
きっと何かが変化してくると思います。
これについての詳細は本のなかに記されています。
その他にも、ロールプレイングやマインドフルネスなど様々な愛着障害へのアプローチが記されています。
納得の一冊です。
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
岸見 一郎 (著), 古賀 史健 (著)
ダイヤモンド社
私のおすすめ度
★★★★
本のタイトルの通り、自由になるためには嫌われる勇気を持つことです。
この本の中には、あがり症、対人恐怖症・社交不安症の人たちがそれらを克服し本当の心の自由をつかむ為のベースとなるノウハウがたくさん詰まっています。
とてもわかりやすくて、納得できて自由になるための勇気がわいてきます。
文章もカウンセラーの哲学者と生き方に悩む青年との物語の対話形式でわかりやすく表記されています。
内容の一説で、馬を水辺まで導くことは出来るが、その水を飲むかどうかは馬の自由だという考え方は目から鱗でした。
心の持ち方 完全版 (ディスカヴァー携書)
ディスカヴァー携書ジェリー・ミンチントン (著)
私のおすすめ度
★★★★
あがり症、対人恐怖症、社交不安障害などの克服に大切な自尊心の高め方について、90個近くの項目別にわかりやすくまとめた本です。
かなり読みやすいです。
文章中、幸福になるための秘訣は自尊心を高めることだと何度も繰り返されています。
そして、その自尊心の高め方についても詳しく記されています。
何度読み返すほど、勇気が身につく一冊です。
「自分を最優先に大切に」
対人恐怖 (講談社現代新書)
内沼 幸雄(著)
講談社現代新書
私のおすすめ度
★★★★
対人恐怖症についての豊富な医学的な知識から豊富な治療法について記されています。
特に治療法については医者である筆者自身の体験から自と他と間に焦点を置いて様々な角度から考えを述べられています。
赤面恐怖段階→表情恐怖段階→視線恐怖段階と症状の重さに合わせて治療法を提示しているかなり専門的な一冊です。
私自身もこの本を読んで重要なことに気付かされました。
〈増補改訂 第2版〉いやな気分よ、さようなら―自分で学ぶ「抑うつ」克服法
デビッド・D.バーンズ (著)
私のおすすめ度
★★★★
あがり症、対人恐怖症・社交不安障害の治療のベースである認知行動療法のやり方の全てがこの一冊に凝縮されています。はっきりいって分厚くて内容量も多いです。
読んでいくうちに自身の認知のゆがみに気づきそれを治していくので、あぁこう考えてもいいんだと気持ちも楽になっていきます。
ずっと何度も読み返してきた一冊です。
あがり症、対人恐怖症・社交不安障害以外でも、メンタルが弱いかなと自覚している人にもおすすめです。
また、心理系の薬についても細かく情報が載っていますので参考になります。
感情を出したほうが好かれる (知的生きかた文庫――わたしの時間シリーズ)
加藤 諦三 (著)
知的生きかた文庫――わたしの時間シリーズ
私のおすすめ度
★★★★
感情を出したほうが好かれる。
そう、あがり症、対人恐怖症・社交不安障害を克服する方法は感情を素直に出すことなのです。
そのメカニズムについて詳しく記されている勇気の出る一冊です。
他人がこわい―あがり症・内気・社会恐怖の心理学
クリストフ アンドレ (著)
私のおすすめ度
★★★★
海外の精神科医が記した、あがり症や社会恐怖、内気について医学的にそのメカニズムや治療法を記した本です。
あがり症、対人恐怖症・社交不安障害についてまず医学的に知ることによって一歩が始まると思っています。
またあがり症、対人恐怖症・社交不安障害の治療のベースでもある認知行動療法についても詳しく書かれていますので参考になります。
私がこの本の中で心を打たれた一節があがり症、対人恐怖症・社交不安障害だった人達が治り始める時に医師に伝える言葉でした。なるほど、そうなのかとすごく納得しました。
不安症を治す―対人不安・パフォーマンス恐怖にもう苦しまない (幻冬舎新書)
大野 裕 (著)
幻冬舎新書
私のおすすめ度
★★★★
対人不安に悩む人のメカニズムとその治療方法、薬の効果や心理療法などを記した本です。
「危険なのはまわりではなく、自分の頭の中である」
わかりやすく書かれているのでとても読みやすいです。
自分のうけいれ方(愛蔵版)
加藤 諦三 (著)
私のおすすめ度
★★★★
対人恐怖症や社交不安障害、うつ病など
実際にどのように考えて行動すればよいか記された本です。
そして生きるのに疲れた人が読んでエネルギッシュになる本です。
私自身、辛い時に何度もこの本を読んで何度となく立ち直らせてもらいました。自分を受け入れる覚悟や思いが沸いてきて。
珍しく、読むと、なによりとても癒される本です。
自分に気づく心理学
加藤 諦三 (著)
私のおすすめ度
★★★
あがり症、対人恐怖症・社交不安障害の克服に必要な人間関係をうまくいくようになるコツが多く含まれています。またその原因も専門的に記載されています。
私自身、この本にはだいぶ助けられました。
自身の自然な感情を大切にできる。そんな本です。
人と接するのがつらい―人間関係の自我心理学 (文春新書 (074))
根本 橘夫 (著)
文春新書
私のおすすめ度
★★★
幼少期に負のストロークを多く受けると、青年になって人と接するのが怖くなってしまう傾向にあるようです。
対人恐怖や社交不安障害の原因について特に専門的に書かれた本です。
また、人と接するのが怖い人がどうすれば良いのかも記されています。
離れたくても離れられない人との距離の取り方
石原加受子 (著)
私のおすすめ度
★★★
あがり症、対人恐怖症・社交不安障害を治すのに大切な、人との距離感について記された本です。
人間関係の距離感をうまく調節するノウハウやコツが記されています。
人間関係で困っている人にはその心を楽にしてくれるヒントが詰め込まれています。
Dr.明橋の生きるのが楽になるたったひとつの言葉
明橋 大二 (著)
私のおすすめ度
★★★
あがり症、対人恐怖症・社交不安障害の人は自己肯定感が低いです。
その自己肯定感についてのメカニズムや高め方が載っています。
自分の短所も自分自身で受け入れることです。自分ですごい短所だと思っていた部分は
他人にとってはそれほどではないのです。
対人恐怖の治し方
森田 正馬 (著), 高良 武久 (編集)
私のおすすめ度
★★★
対人恐怖や神経症などの治療法で有名な森田療法についてその生みの親である森田正馬によって書かれた本です。
対人恐怖の治し方や実際に対人恐怖患者がそれを治療した過程が記されています。
あるがままの自分を受け入れましょう。
自分が「たまらないほど好き」になる本―「自己創造」の絶対ルール (知的生きかた文庫)
ジョージ ウェインバーグ (著)
知的生きかた文庫
私のおすすめ度
★★★
あがり症、対人恐怖症・社交不安障害の人はこの本に記されているジョージ・ウェインバーグが言った一節、その行動はその背後にある動機、つまり恐怖を強めている。これにつきます。
これを理解し、実践すれば確実に治ります。
「こころ」を癒す心理学 (知的生きかた文庫)
町沢 静夫 (著)
知的生きかた文庫
私のおすすめ度
★★★
初期の頃に読んでました。
精神科医の方が記した本で、心が楽になる数々の言葉や考え方を贈ってくれます。
不安障害の認知行動療法〈2〉社会恐怖―患者さん向けマニュアル
ギャビン アンドリュース (著)
私のおすすめ度
★★★
社交不安障害(社会恐怖)の認知行動療法について記された本です。
社交不安障害に的を絞って、その克服法の基礎となる認知行動療法を専門的に記してあります。
社交不安障害を治療する教科書のようなものです。
羊をめぐる冒険(上) (講談社文庫)
村上 春樹 (著)
講談社文庫
私のおすすめ度
★★★★
ここでは羊をめぐる冒険を紹介しましたが、人間関係でつまずきやすい人は、このしがらみだらけの社会を悠々自適に生きている村上春樹の本がおすすめです。
小説でもエッセイでもOKです。
何人かの精神科医もメンタル的に自信がない人へ村上春樹の本を推薦しています。
きっとあなたの価値観を変えてくれます。
心理学者や精神科医、または小説家が書いた本などさまざまな方向から本を紹介しましたが、どの本を読んでもわかったことが一つあります。
それは結局治すのは本人自身だということです。これらの本はその人達にきっと多大なる勇気と知恵を与えてくれると思います。
ぜひ参考にしてみて下さい。
また、私の対人恐怖症、社交不安障害の克服した方法や考え方、とても信頼できる医師から教えてもらった治療の方法、考え方、上記で紹介した良書の中から治療にとても効果的な方法、考え方を厳選して紹介しているメルマガは下から簡単無料登録できます。↓↓↓
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