対人恐怖症、社交不安障害の克服のいろは

対人恐怖症、あがり症、社交不安障害で悩むあなたへ。必ずそれらは克服できます。重度のあがり症・社交不安障害、対人恐怖症だった私がその克服方法をお教えします。

「アダルトチルドレンの克服」の記事一覧

親と子の不幸な関係

親と子の不幸な関係

子どもの素質 期待された役割を生きる自分の形成と発達は、親の側の要因だけによるのではなく、親と子の性格的な食い違いという相互作用であることが通常です。 かつて、精神医学者クレッチマーが分裂気質とやせ型体格との関係を指摘し […]
共感性恐怖

共感性恐怖の心理

共感性恐怖とは 共感性恐怖を感じる母から子へ 共感性恐怖とは、他者の恐怖を自分も感じてしまう、特に母から子へといったケースが多いでしょう。 親に対する子どもの適切な愛着を妨害する要因は、親の愛情不足という場合も稀にはある […]
愛着を求めて

愛着を求めて

期待された役割を生きる自分の出発点 私たちの心は、幼いときからの積み重ねで作られていきます。 期待された役割を生きる発端も幼い時期に見ることができます。 赤ん坊は生まれたときから愛着の対象を求めています。 それは、一人で […]
内面と外面とのギャップの拡大

内面と外面とのギャップの拡大

内面と外面とのギャップの拡大とは 成長と共に、内に秘めた内面の自分の心と外に出す外面の自分とのギャップが拡大していきます。 とりわけ思春期以降にこのギャップが大きくなります。 そして、外に出す自分は「偽りの自分」でしかな […]
発達は自我の分裂を伴う

発達は自我の分裂を伴う

分裂の必然性 前節で述べたメカニズムにより、子どもは親に適応し、心が発達していきます。 そして、心の発達には多かれ少なかれ自我の分裂と呼べる現象が伴います。 発達における自我の必然的な分裂という考え方は、研究者によりその […]
親への適応

親への適応

私たちは、誕生するとこの世界に適応することで生きていきます。 幼い子どもが最初に適応すべき対象は母親であり、次に父親であります。 幼いうちは、外界からの適応を迫るあらゆる要請が、親を介して与えられます。 このために、子ど […]

期待されている役割を生きる

期待されている役割を生きる自分が体験している世界は、どのような世界なのでしょうか。 そして、その行き着く先は、いかなる状態なのでしょうか。 期待されている役割を生きる自分が体験している世界とは、一言で言えば乖離した世界で […]
期待されている役割を生きる自分と「偽りの自分」

期待されている役割を生きる自分と「偽りの自分」

私たちは、多かれ少なかれ期待されている役割を生きる自分を形成します。 そのために、「本当の自分」と「偽りの自分」という分裂した感覚がもたらされるのです。 「本当の自分」を生きていない、「偽りの自分」を生きているという感覚 […]
「偽りの自分」を生きる人

「偽りの自分」を生きる人

人は誰でも、他の人に見せている自分と、「本当の自分」と思っている自分との間にギャップがあります。 そして、多かれ少なかれ「本当の自分」を生ききれていないと感じています。 しかし、それでもやっぱり「自分が」生きているという […]
自己無価値感の修復

自己無価値感の修復

1.自己無価値感から自己価値感人間への五段階 無価値感人間から脱皮するプロセス 自己無価値感人間が自己価値感人間に脱皮するプロセスを五段階に分けられます。 おおいに参考になりますので、以下概略を紹介します。 第一段階 日 […]
民主主義と自己価値感

民主主義と自己価値感

自信がない人ほど独裁者を支持する 自己価値感は民主主義の心理的基盤であり、民主主義の心理的目標でもあります。 逆に、自己無価値感はファシズムの温床となります。 独裁者になるのは自己無価値感人間である場合が多く、自己無価値 […]
なぜ女性は自己価値感を持ちにくいのか

なぜ女性は自己価値感を持ちにくいのか

男子より低い自己価値感 男女の自己価値感を比較すると、小学校ぐらいまではあまり差がありません。 しかし、中学くらいから女性の自己価値感が目に見えて低下する傾向があります。 このことは自信について直接質問した研究でも、自己 […]
学校が自己価値感をおびやかす

学校が自己価値感をおびやかす

自己価値感を奪う学校 子どもたちの自己有能感を育てるべき学校もまた、自己価値感を低減する作用を果たしています。 このために、子どもたちの自己価値感は、小、中、高校と学校生活が長くなるほど低下する傾向があります。 米国での […]
日本文化と自己価値感

日本文化と自己価値感

自己価値感に不利な日本文化 人間の歴史は、自己価値感にとって有利な状況と不利な状況を作り出してきましたが、わが国の文化は、自己価値感の形成にとり不利に働く要因が少なくありません。 たとえば、日本では子どもの長所を伸ばすよ […]
低下する自己価値感

低下する自己価値感

人類の歴史は、文明を築き、自然を改変し、大規模な社会を現出させることで、人間一人ひとりの自己価値感を高める作用を果たしてきました。 しかし、同時に、自己価値感を脅かす無数の事象も生み出しました。 このことをいくつかの視点 […]
引きこもりの心理

引きこもりの心理

引きこもりの若者というと、「無愛想で暗い性格」をイメージしがちですが、むしろ人一倍愛想良く、もともとはスポーツ少年であることも少なくありません。 ただ、彼らに共通するのは人間関係において心理的プレッシャーを強く感じてしま […]
自己中心的な人の心理

自己中心的な人の心理

自己中心的で周囲を惑わすような人は、自信があり、自尊心が高く、いかにも自己価値感があるように受け取られます。 しかし、実際はその反対で、自己中心的行動も無価値感を補うための虚勢にすぎないことが多いのです。 その証拠に、こ […]
買い物依存症の心理

買い物依存症の心理

依存症に陥るのは、なんらかのストレスが引き金となることが多いのですが、当人に深淵な自己無価値の感覚が存在しなければ、依存症にまで進展することはなく、依存症とは、多かれ少なかれ自己無価値感を埋めようとする行為だといえます。 […]

自己無価値感の心理

乳幼児期からはじまる自己無価値感の形成 乳幼児期の体験が心の形成に大きな影響を与え、その影響があとあとまでも残ることは、精神分析がしてきしたことであります。 そして、その後の動物実験や不幸な環境に置かれた子どもたちについ […]

青年期までに発達する自己価値感

達成の喜びを体験する 自己価値感の形成の出発点は、受容されることでしたが、ある年齢以上になると、自分が何事かを達成することが、自己価値感を高める作用を果たすようになります。 達成感の起源は、自分がイメージした結果を引き起 […]
自己価値感の形成

自己価値感の形成

基底的自己価値感が形成され、内発的成長力が十分に発現する自然で適切な環境とは、どのようなものでしょうか。 基底的自己価値感の形成についての諸研究は、その子自身の能力や達成水準はほとんど影響せず、親の子どもに対する接し方こ […]
健康な心とは何か

健康な心とは何か

精神分析から行動主義的心理学へ 心理学の歴史をおおまかにとらえると、精神分析から、行動主義的心理学を経て、人間性心理学に到達したといえます。 フロイトにはじまる精神分析は、神経症の患者など病理的な側面から人間の心理を鋭く […]
「現実を生きる」と「かりそめを生きる」

「現実を生きる」と「かりそめを生きる」

自己価値感人間は現実を生きています。 日々、「自分の人生を生きている」という実感を持っています。 勉強、仕事、雑務など、自分の本来的な欲求や願望とは異なった行動をおこなわなければならないこともたくさんありますが、それでも […]
愛される人、疎んじられる人

愛される人、疎んじられる人

人のために尽くすなど優れた面を持ち、ほとんど欠点らしい欠点がないのに、なぜか疎んじられる人がいます。 逆に、他者への配慮に優れているわけでもなく、欠点だらけなのに、好かれる人がいます。 これはその人の根底的な自己価値感の […]
「自分は自分」と「人の目が気になる」

「自分は自分」と「人の目が気になる」

楽しい努力ができる人、苦しい努力しかできない人 自己価値感人間の努力は、内発的な成長力の発現に向けられています。 すなわち、自分の興味や適性、希望、夢などにつながる目標の達成へと向けられています。 このために、彼らの努力 […]
傷つきにくい人、傷つきやすい人

傷つきにくい人、傷つきやすい人

傷つきにくい人、傷つきやすい人とは 自己価値感人間は、真、善、美に対して深い感情を体験することができます。 といっても彼らの心がいたずらに動揺し、容易に傷つくことはありません。 心が傷つくということの本質は、自己価値感が […]
自信が持てる人持てない人

自信が持てる人持てない人

いかなる養育環境においても、自己価値感の形成にとって有利な環境と、自己無価値感をもたらしやすい環境とが混在します。 このために、私たちは、自己価値感と自己無価値感とを両極とする直線上のいずれかの地点に位置しています。 両 […]
自己価値感

自己価値感

自己価値感とは、「自分に価値があるという感覚」のことです。 たとえ人と比べて劣っていても、未熟なところがあったとしても、自分はかけがえのない価値ある存在だ、という感覚です。 自己価値感は、自信や、有能感、自尊心、自己肯定 […]
自分の人生を生きる

自分の人生を生きる

夢の実現を目指す中で人付き合いが苦手を克服する視点を持つことは大切です。 今の自分を変えることに汲々として人生を終えるとしたら、こんなにつまらない人生はありません。 人付き合いが苦手なために本当に望む人生をあきらめたとし […]
しなやかな心をつくる

しなやかな心をつくる

現在の自分を肯定的に受け入れたとしても、生きている限り、人とぶつかり、時に傷つくことを避けることはできません。 そのために、やはり強い心を持ちたいと思います。 強い心とは、何事にも動じない鉄のような心ではありません。 人 […]
自分を受け入れる

自分を受け入れる

自分の性格で悩むことは、苦しくとも、素晴らしいことです。 なぜなら、それはあなたが細やかな情感の持ち主であり、誠実であろうとしている証拠だからです。 感受性に欠ける人、誠実でない人、性格の悪い人は、自分の性格で悩むことは […]
性質を抱えて生きる

性質を抱えて生きる

内気さの基礎は素質 人と会うと緊張してしまい、心理的負担を感じてしまう自分の心は、養育に原因があると考えていませんか。 たしかに一昔前は、性格は全面的に養育によってつくられると考えられていました。 しかし、現在の科学的結 […]
セルフトークで元気を出す

セルフトークで元気を出す

私たちには、日常生活の中で、「がんばるぞ」とか「よし、やるぞ」などと言って自分を奮い立たせることがあります。 これを意識的に行うのがセルフトーク法です。 気持ちが落ち込みやすい人は、ちょっとしたトラブルのときでも、「大変 […]
頭の中を整理する

頭の中を整理する

頭の中を整理するとは どこから手をつければよいのかわからない。 自信がなくなり、自己否定に陥って、絶望的に感じられる。 心傷つく体験をすると、あれこれ浮んできて、それらがごっちゃになって、つらい気持ちが頭の中全体に広がっ […]
最悪の事態に浸ってみる

最悪の事態に浸ってみる

「最悪の事態」を覚悟する 今後の展開が心配なとき。 たとえば、自分の仕事のことで顧客からクレームが来た。 月曜日には、会社でそれが問題になるはずだ。 それを考えると、心配で心配で眠れず、胃が痛くなる。 こうしたときは、仮 […]
心に区切りをつける

心に区切りをつける

感情は吐き出してしまおう 怒りは吐き出さないと恨みに変わります。 さらに長引けば怨念となって残ってしまいます。 いやな感情は我慢して耐え続けるよりも、思い切って吐き出してしまった方が心に区切りがつきます。 生体エネルギー […]
希望をイメージして気持ちを切り替える

希望をイメージして気持ちを切り替える

私たちの心は、同時に複数の感情を深く体験することはできません。 テレビでは、その番組がつまらなければ、チャンネルを切り替えることで、瞬時に楽しい番組に替えることができます。 心もこれと似ていて、意識が楽しいイメージに占領 […]
感情の三つのバイアスを思い出す

感情の三つのバイアスを思い出す

生きる上で気持ちが落ち込んだり、なかなか怒りがおさまらないなどということは不可避のことです。 とりわけ人間関係に傷つきやすい人は、自分の気持ちにも人の気持ちにも人一倍敏感なので、心乱されるのは宿命といえます。 そんなとき […]
傷つける人との付き合い方

傷つける人との付き合い方

傷つける人とは 少数ではありますが、誠意をもって接しても、誠意が通じない人がいます。 鈍感さから、他の人を傷つける人もいます。 傷つける快感を楽しむかのような人もいます。 こうした人とは、関係を絶つことが一番です。 しか […]
競争社会の罠から抜け出す「勝とうとしない」

競争社会の罠から抜け出す「勝とうとしない」

社会は競争であり、同僚はライバルだと信じている人がいます。 「学校を出れば競争なのだから、学校では競争する力を育てることだ」と主張する人さえいます。 こうした人は、人間関係で親密さを求めるよりも、勝つことを求めているので […]
相手の身になって話しやすい人になろう

相手の身になって話しやすい人になろう

相手の身になるとは 相手の身になってみる心理 私たちは、自分の話に謙虚に耳を傾けてくれる人に好意を持ち、心を動かされます。 人に受け入れられるのに、しゃれた会話ができる必要はありません。 人を動かすために、弁舌さわやかで […]
誉め合えば信頼が深まる

誉め合えば信頼が深まる

いかにもただ単位を取るため、という態度で授業を受けている学生がいました。 その態度を何度注意されても改まりません。 ところがあるとき、その学生が授業中に斜に構えたままで質問したのです。 本人は授業内容を皮肉ったつもりだっ […]
笑顔が周囲を優しくする

笑顔が周囲を優しくする

笑顔が周囲を優しくするとは 笑顔が周囲を優しくする心理 心理学の中に、感情のジェームズ・ランゲ説というものがあります。 それは標語的に言えば、「悲しいから泣くのではない。泣くから悲しいのだ」と、いうものでした。 これは全 […]
感謝で心が通い合う

感謝で心が通い合う

心地よい人間関係のためには、感謝の心をもって接するように努力することです。 私たちは、しばしば感謝の心でなく、要求する心で人に接しています。 そのために相手をコントロールすることになって、ぎくしゃくした関係になってしまう […]
対人恐怖症の人の挨拶

対人恐怖症の人の挨拶

対人恐怖症であっても挨拶は心を開く 挨拶は心を開く第一歩です。 「おはようございます」と、大きな声で挨拶することで、自分の心が開放されます。 相手の人も挨拶を返すことで、お互いの心の通路を開くきっかけになります。 あちら […]
テクニックより誠実さ

テクニックより誠実さ

テクニックより誠実さとは テクニックより誠実さの心理 幸福な生活は、心地よい人間関係に包まれています。 仕事への満足度も、職場の心地よい人間関係と結びついています。 調査によれば、大部分の人は給料が多少高いことよりも、職 […]
グズグズ延ばししない

グズグズ延ばししない

グズグズ引き延ばすとは グズグズ引き延ばす心理 物事への対処は、グズグズ引き延ばすほどストレスが増大していきます。 あれこれと家事がたまってしまうと気が重くなるし、仕事が進んでいないと会社に行くのがつらくなります。 グズ […]
「ねばならない」にとらわれない

「ねばならない」にとらわれない

私たちはいろいろな「ねばならない」「すべき」という意識にとらわれており、そのために、人間関係が硬直化し、余計なストレスを体験することになります。 たとえば、「何事もまじめに取り組まなければならない」という思いが強すぎると […]
過剰な責任感で行動しない

過剰な責任感で行動しない

過剰な責任感で行動しないとは 過剰な責任感で行動しない心理 責任感が強いということは、賞賛すべき長所です。 責任感の強い人は、いざというとき、仕事を任せられる信頼される人です。 若いうちは、責任感を努力と結びつけることで […]
安請け合いしない

安請け合いしない

安請け合いしないとは 安請け合いしない心理 安請け合いは余計な負担のもとです。 その負担を、ずっと引きずっていかなければなりません。 安請け合いが癖になっていて、いつもあたふたと仕事に追いまくられている人がいます。 本人 […]