行動はその背後にある動機を強化している。
と心理学者のジョージウェインバーグは唱えました。
行動はその背後にある動機を強化している。
このことを理解して行動に移すことは、あがり症・社交不安障害を克服する直接的な最短の近道になるので、とても大切です。
むしろ、対人恐怖症、社交不安障害を克服する上でこれが全てと言っても良いです。
この記事は対人恐怖症、社交不安障害の人がそれを克服するためにとても重要なことを記しますのでぜひ理解して、行動に移してほしいと思います。
私もこの言葉を理解して行動できたから、あがり症・社交不安障害を克服できたのです。
行動はその背後にある動機を強化している。
これを対人恐怖症、社交不安障害手を克服したい人向けにわかりやすく言い換えると、
逃げることはその背後にある恐怖を強化している。
ということになります。
これはどういうことかというと、
赤面恐怖の人が人前に出るとき、それが恐くて途中で人前から逃げ出してしまったり、髪で顔を隠したりします。
この行動は、その背後にある、人前で顔が赤くなることは決していけないことなんだ。という動機を強めていることになります。
そして、人前で顔が赤くなるということから逃げれば逃げるほど、その恐怖は強まっていくことになります。
強迫性障害の人が、手を洗えば洗うほど手が汚れているという動機をどんどん強めていってしまうことも同じことが言えます。
行動はその背後にある動機を強化している。
これをまた別の言い方に言い換えるとこういうことが言えます。
ある行動と逆の行動をすればその背後にある動機は消えてなくなるということです。
つまり、赤面恐怖の人が人前で顔が赤くなってしまうのを見せてしまえば、その背後にある人前で顔が赤くなることはいけないことなんだという動機は消えてなくなることになります。
会食恐怖の人が無理せず、あっさり人前でご飯を残してしまえば、人前でご飯を残してはいけないという動機は消えてなくなります。
行動は感情を変えることができるのです。
理解できましたでしょうか。
これは、あがり症・社交不安障害になるメカニズム、克服する方法、そのものを理由づけています。
何度も記すことになってしまいますが、
「行動はその背後にある動機を強化している。」
この言葉はぜひ頭に染み込ませて、いつでも唱えられるようにしておいていただきたいと思います。
そして、勇気をもって行動に移してみてください。
恐怖がすっと消えていくのが実感できます。
最後にこれらのことについて詳しく書かれている書籍を紹介しておきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。