対人恐怖症、社交不安障害を治すには自己肯定感を高めることです。
自己肯定感とは読んで字のごとく、自己を肯定することです。
言い換えると自分を受け入れることです。
多くの人は、長所は受け入れています。
なぜなら小さい頃からまわりに長所を褒められて育ってきたからです。
でも、短所を受け入れられていない人は多いと思います。
なぜなら小さい頃からまわりに短所があると、それは駄目だ。治しなさいと言われてきたからです。
成績が悪かったり、運動が苦手だったりすると、もっとがんばりなさいと。
そして自他に敏感な人は真に受けて、だめなんだ、治さなければと思って、それがうまくいかなければ落ち込んだりします。
それがいけなかったのです。
自己肯定感を高めるには自分の短所も受け入れることです。
勉強が苦手なこともスポーツが苦手なことも受け入れることです。
人前でしゃべる時、声が震えてしまうことも顔が赤くなってしまうことも受け入れることです。
逆に言うと、まわりから駄目な部分も愛されて育ってきた人は自己肯定感が高いです。
スポーツが苦手でも勉強が苦手でもとても豊かに充実して人生を送っている人はたくさんいます。
その人達はそんな自分の短所も受け入れているからです。
では自己肯定感はどうやって育てたら良いか。
もう大人になってしまった人でもまだ遅くありません。
その方法とは、駄目な部分を人前で出して、それを認めていくことです。
スピーチの時、声が震えて、変な間が空いて、他人がこっちを見て終わって何もなかったことを確認して認めていくことです。
初めは勇気がいりますが、最後にはそれはきっとあなたに安らぎを与えてくれます。
最後に参考に自己肯定感について記されたおすすめの本を紹介しておきます。
自己肯定感についてなぜそれが高い人もいれば低い人もいるのか、そのメカニズムについて詳しく書かれた本です。
イラストも豊富でとても読みやすいです。
ぜひ参考にしてください。