過去を探ることへの不安が、間違った罪悪感からきている場合もあります。
今もあなたは、自分がもっと何かしていれば事態を変えることができたはずだと信じているのでしょう。
幼かったあなたは、今ならわかっているようなことを知りようがなかったのです。
当時起こったことを変えられたはずもありません。
子ども時代のことについて自分に責任を負わせようとするのを、あなたはやめるべきです。
あなたは子どもだったし、あなたが体験したことは他人によって左右されお膳立てされていたのです。
子ども時代というのは、そういうものです。
他の人の態度や行動に対して後悔を感じるのは「間違った」罪悪感です。
自分が左右できないことに関して責めを負うのは間違っているのです。
生きていく上で責任を果たすべきことはたくさんあるし、だからこそ「本物の」罪悪感を感じることもあるでしょう。
けれど親のアディクションや強迫行動に責任を感じたり、小さな子どもや十代のときにおとなのような判断力や手立てを持っているべきだったと考えるのは、正しくありません。