立派とは精一杯生きること

”立派とは精一杯生きること”

フロム・ライヒマンは、うつ病の人の特徴として空虚感をあげている。
しかし、空虚感に苦しんでいるから、あなたはあなたなのである。

あのおいしい「レンコン」は、中が空洞である。
中が空洞だから「レンコン」なのである。

だから、「私の心の中が空洞で、何が悪い」と思えばいい。
それが運命を受け容れるということである。

ノイローゼになる人は、ノイローゼになる理由があってノイローゼになっている。
うつ病になる人は、うつ病になる理由があってうつ病になっている。

そして、ノイローゼやうつ病になる人は価値観が間違っていることが多い。
立派ということは、精一杯生きることなのである。

それなのに、ノイローゼやうつ病になる人は、立派ということは、エリートコースに乗ることだと思っていたりする。
だから無駄な努力をする。

しかも、うつ病になる人は、その無駄な努力を自分の許容量以上にしている。

今、ノイローゼやうつ病で苦しんでいる時に、有名大学や有名会社の肩書が何か役に立つか。

その役に立たない肩書を得るために、あなたはどのくらい努力をしたのか。

ハッタリで生きるのには、有名大学やエリートコースでいい。
しかし、生きるか死ぬかの試練の時には、ハッタリでは乗り越えられない。

悩んでいるあなたは、意味のないことに努力をしてきたのではないか。

対人恐怖症、社会不安障害を克服するには、今を精一杯生きることである。