激怒、うつ、犠牲者になること、依存、完全主義、引き延ばし―これらは怖れや痛みとともに生きてきたことへの反応です。
こうした反応は、しばしば自分を守る盾となります。
他の防御法もあります。
たとえば理屈付け、身体的接触を避けること、冗談めかすこと、奇跡を頼るような考え方や白昼夢にふけること、嘘をつくこと、沈黙すること、そして、引きこもることです。
これらはごくふつうの習慣的な行動として始まりますが、それがだんだん極端なものになるにつれ、長い目で見るとマイナスの結果を引き起こします。
あなたはどうやって自分を守ってきましたか?痛みから身を守るためにあなたが身につけた防衛法をリストにしてみてください。
今もそのやり方を続けていますか?
リストができたら、自分に次の質問をしてみましょう。
・その防衛法は、過去にはどんなふうに役立ちましたか?
・今ではどうですか?
・そのやり方を手放したいと思いますか?
・手放すためにはどんなことが必要でしょうか?
・手放すことを邪魔しているのは何ですか?
私たちは誰だって、痛みのない自分になりたいと願っています。
そのための答えは、ためらわずに痛みの存在を認め、表現することによって得られるのです。
つまり、感情と向き合うことです。
悲しみ、傷つき、怖れ、戸惑いを自分のものとして受け止め、そのようにして生きてこなければならなかったことへの怒りを受け止めるということです。
あなたが情緒的に生き延びるために戦ってきた方法をすべて洗い出し、無力感をどのように埋め合わせようとしてきたか、あまりに大きな自己否定感と怖れをどうやってコントロールし克服しようとしてきたか、はっきりさせるということです。