安請け合いしないとは
安請け合いしない心理
安請け合いは余計な負担のもとです。
その負担を、ずっと引きずっていかなければなりません。
安請け合いが癖になっていて、いつもあたふたと仕事に追いまくられている人がいます。
本人は「自分は重きを置かれている」と思っているのですが、実際には便利屋扱いされているのです。
安請け合いは不必要な重荷を背負うばかりでなく、人間関係のトラブルを引き起こすもとにもなります。
途中入社のAさんは、早く仕事を覚えたいのと同僚に認められたいのとで、頼まれたことはなんでも引き受け、毎日残業をしてこなしていました。
ところが、Aさんの仕事に重大なミスがあり、それを修正するのに上司も同僚も大変な苦労を強いられることとなってしまいました。
なんでも安請け合いしてしまうAさんの姿勢は、それ以来皆から嫌われることになってしまいました。
余計な負担を負わないために、安請け合いをしないように注意することです。
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安請け合いの理由と注意点
安請け合いをしてしまう理由はいろいろあり、それぞれ留意すべきポイントが異なります。
「簡単に済む」と判断したとき
「簡単にできる」と思って引き受けるのですが、意外に大変であったり、手間がかかることがあります。
また、その間に緊急の仕事が入る可能性もあります。
ですから、簡単にできると思っても、期日等に余裕をもって引き受けるように心がけることです。
その場しのぎの行動をするとき
「後は私がやっておきます」とか、「私が連絡しておきます」など、「早くストレスのある場を終わりにしたい」「この場から逃げ出したい」ために、安請け合いしてしまうことがあります。
ところが、後でその安請け合いを実行する段になると、気が重くなり、安請け合いしたことを後悔します。
私たちは生活のなかで「今は楽だけど、後で大変」と「今はしんどいけれど、後で楽」という二つの選択肢に直面することが少なくありません。
このとき、「今は楽だけど、後で大変」を選ぶのではなく、「今はしんどいけれど、後で楽」を選ぶように心がけた方が、結局は楽なことが多いようです。
見栄を張るとき
いい人と思われたい。
能力があることを誇示したい。
こうした見栄により安請け合いすることがあります。
ところが、「自分は人に好感を与えている」「自分は能力があると他の人から思われている」という意識が本人にあると、おうおうにして周囲の人は浅はかさや不愉快さを感じるものです。
無理に好かれようとしない。
目立とうとしない。
賞賛を求めない。
こうした決意で行動する方が楽に生きられます。
●まとめ
安請け合いしないように注意しよう。