対人恐怖症、社交不安障害の克服のいろは

対人恐怖症、あがり症、社交不安障害で悩むあなたへ。必ずそれらは克服できます。重度のあがり症・社交不安障害、対人恐怖症だった私がその克服方法をお教えします。

年別: 2017年

森田療法でみる対人恐怖症(五月病)

森田療法でみる対人恐怖症(五月病)

ことしの4月に大学を卒業して入社したばかりの社員が、5月になったとたんに欠勤が目立ち始めました。 出社しない旨の電話はあるのですが、理由を聞いても明確な返答がありません。 「何を考えているのか分からない」というのが本音で […]
森田療法でみる対人恐怖症(引っ越し神経症)

森田療法でみる対人恐怖症(引っ越し神経症)

結婚してまもないのですが、主人の転勤で東京から大阪に引っ越しをしなければならなくなりました。 でも、関西出身の人達とはいままであまり付き合いがなく、移転してから隣近所の奥様たちとうまくやっていけるかどうか、不安でたまりま […]
森田療法でみる書痙

森田療法でみる書痙

ある官庁に勤めていた人が、「自分は役所で字が書けなくなってしまったので、辞めようと考えているのですが」という相談に病院を訪れました。 話を聞くうちに、つぎのようなことがわかってきました。 彼は有能な官吏でしたが、ある日、 […]
森田療法でみる対人恐怖症(昇進恐怖症の例)

森田療法でみる対人恐怖症(昇進恐怖症の例)

4月、地方都市の工場技術部門の係長から本社営業部の課長に昇格して転属しました。 確かに、私は商品に対する知識は豊富ですが、はたして作るということはできても売るという行為に変わって、しかもこの不況期に一ランク上の課長として […]
森田療法でまず外形をととのえる

森田療法でまず外形をととのえる

バスに乗ると、いつも心臓がドキドキして動悸が高まり、呼吸が止まるのではと不安を感じます。 それでもあえてバスに乗ったほうがいいのですか。 第二次大戦中、ドイツにおけるユダヤ人収容所で辛酸をなめたオーストリアの精神医学者フ […]
森田療法で行動を変えていく

森田療法で行動を変えていく

人前に出るといつもあがってしまい、びくびく、はらはらして口もきけなくなるのではないかと恐れてしまいます。 ですから人と接触しません。 まず「あるがまま」の心で生活するということでしょう。 「あるがまま」とは、生きていく上 […]
欲求不満を逆用する、森田療法

欲求不満を逆用する、森田療法

毎日の生活のなかで、ひけめばかり感じる性格を変えてみたい、「心」を強くしたいといつも願っているのですが・・・。 「心を強くしたい」。これは、ビジネスマンに限らず、現代に生きる人々の共通の願いでしょう。 毎日の厳しい生活の […]
薬物に頼らない森田療法

薬物に頼らない森田療法

森田療法は、いつの時代にいかにしてつくりだされたのでしょうか。 「赤面するから人とうまく接することができない」 「自分の視線が人に不快な印象を与えるから、他人に受け入れられない」 「心臓がドキドキするから、電車に乗って目 […]
マイナスの心をプラスの心に転じる

マイナスの心をプラスの心に転じる

「心」のマイナス状態、ストレスを生じさせる刺激は、どんな要因があるのでしょう。 現在の私達の心のマイナス状態、心の病は、ストレス抜きには語れないともいえるでしょう。 ここで、少し突っ込んでストレスと私達の心との関連をお話 […]
森田療法では不安は人間本来のものと考える

森田療法では不安は人間本来のものと考える

私達はよく、「あの人は人格者ですね」「あんな悪党は見たことがない」などと人を評します。 なぜ、人格は人それぞれに違うのでしょうか。 「心」は広い意味の環境によって形づくられているということができます。 身体が育つにつれて […]
森田療法の知・情・意のバランスをとる

森田療法の知・情・意のバランスをとる

私達は日常の会話のなかで、「あの人の心がわからない」「あの人は心の温かい人だ」などと、心という言葉を何気なく使っています。いったい心とは、どこにあるのでしょうか。 昔から心理学や精神医学が、また小説や詩、絵画などの芸術が […]
アダルトチルドレンと自分を認めるための言葉

アダルトチルドレンと自分を認めるための言葉

・私は痛みを感じている。 だから、癒されるに値する。 ・私は過去の怒りや罪悪感を抱えている。だから、癒されるに値する。 ・過去の痛みから自分を守るための方法で、私は今の自分をさらに痛めつけてしまっている。 だから癒される […]
アダルトチルドレンと「親密さ」へ向けて

アダルトチルドレンと「親密さ」へ向けて

多くの家族では、親密さがしばしば嘘や事実の歪曲を土台としてつくられています。 家族のメンバーは親密になるためのスキルを持っていなかったり、たとえスキルを持っていても、さまざまな問題にはばまれてそれを発揮できずにいます。 […]
自分の人間関係をチェックする

自分の人間関係をチェックする

ある人間関係において自分がどれだけ健康な立場を保っているかを、今まであげた特徴をもとにチェックすることができます。 アダルトチルドレンを抱えたシェリアは母親との関係を探ってみたところ、すべての項目に自分がかなり高い点数を […]
自分を許す、他人を許す

自分を許す、他人を許す

自己否定感が根っこにある家庭に育った私達は、もしも自分がどこか不完全だとしたら、それは人より劣っていて価値が無いということなのだと考えていました。 完全さこそが人に受け入れられ愛される唯一の道だと信じ、完全を追い求めてき […]
アダルトチルドレンと親がすでに亡くなっていたら・・・

アダルトチルドレンと親がすでに亡くなっていたら・・・

自分の思いや感情を分かち合うべき大切な人がすでに亡くなっているために、アダルトチルドレンからの回復の重要な部分を逃したように感じている人がいるかもしれません。 親が亡くなっている人は少なくないでしょうし、他の家族や、パー […]
アダルトチルドレンと直面化の利点と難点

アダルトチルドレンと直面化の利点と難点

問題にきちんと向き合うことは非常に大切ですが、実際に相手を前にして話すかどうかはまた別のことです。 この選択をめぐって、人は非常に葛藤します。 次にあげるのは直接相手に向き合う方法と、象徴的な形で向き合う方法、それぞれの […]
アダルトチルドレンと家族にあなたの痛みを話したいなら

アダルトチルドレンと家族にあなたの痛みを話したいなら

アダルトチルドレンの回復途上の人というのは、なんでもかんでも話したくなるもので、まったく知らない人にさえ自分の生い立ちや感情について語ったりします。 家族と話すときも自助グループや治療グループで体験するような熱心さで語り […]
アダルトチルドレンときょうだいとのつながり

アダルトチルドレンときょうだいとのつながり

同じ家族で育ったきょうだいでも、体験は非常に異なるものです。 アダルトチルドレンを抱えたトニーが幼い頃、彼女の家族は一緒に休暇を過ごし、週末には遊園地に行ったし、毎日の夕食の席では父親がふざけてみんなを笑わせたものでした […]
家族との関係でアダルトチルドレンからの回復を妨げられないために

家族との関係でアダルトチルドレンからの回復を妨げられないために

アダルトチルドレンからの回復を始めていない人との関係を保ちつつ自分を大切にするには、限界と境界をつくり直すことが欠かせません。 家族がいまだに、否認、思い違い、凍った感情、アディクション、強迫行動の真っ只中にいる場合、ど […]
アダルトチルドレンと制限つきでつながりを保つ

アダルトチルドレンと制限つきでつながりを保つ

私たちはふつう、家族とつながっていたいと思うものです。 けれどどうしたら、ありのままの自分や自分が信じていることを曲げずに、家族という葛藤の舞台に再び入っていけるでしょう? 最初は自信がないでしょうし、試行錯誤の中でやり […]
アダルトチルドレンの関係性と相手への期待

アダルトチルドレンの関係性と相手への期待

健康な関係を作りたいと思っている人にとって、カギになるのは期待のレベルということです。 家族が回復を始めていないとしたら、あなたほど正直でも率直でもないでしょうし、あなたに思いやりを示してはくれないでしょう。 人間関係に […]
新しい関係をつくる

新しい関係をつくる

[家族との関係をどうする?新しい親密な関係を育てていくには?] インナーアダルトを育てていくことで、あなたは子ども時代のルールや役割を手放し、別の選択肢を手にすることができます。 人間関係はかつて経験したことのない自由な […]
役割に縛り付けていた信念

役割に縛り付けていた信念

自分が演じていた役割には強みがあるし、その価値は認めていいのです。 問題は、私達がその役割を身につけてきた背景にはたぶん怖れがあり、そのため今でも、怖れを土台にして行動しているということです。 また、私たちは孤立した状態 […]
役割を評価しなおす

役割を評価しなおす

それぞれの役割は、おとなになってから自分を縛り付けるだけではありません。 同時に、その役割が持っている強みもあるのです。 自分が取ってきた役割を理解し、その中にある「強みと弱み」とに気づくことが必要です。 それがわかれば […]
アクティング・アウト、責任を負う子、順応者、なだめ役の各役割

アクティング・アウト、責任を負う子、順応者、なだめ役の各役割

私達を過去に縛りつけているものは、家族の秘密だけではありません。 子ども時代から家族の中で演じてきた役割も、あなたの人間関係を一定の枠に閉じ込めています。 自分に割り当てられていた役割を変えることで、あなたは他の人との関 […]
秘密は、信頼による分かち合いとなるーアダルトチルドレン

秘密は、信頼による分かち合いとなるーアダルトチルドレン

あなたが家族との関係を新しいものにしようとしているなら、その人達が今も守ろうとしている秘密に一役買わないことが大切です。 アダルトチルドレンからの回復は、秘密と相容れません。 アダルトチルドレンからの回復とはあなたにとっ […]
影の中から踏み出す、自己否定感から踏み出す

影の中から踏み出す、自己否定感から踏み出す

アダルトチルドレンからの回復とは、自己否定感から解き放たれて生きることです。 あなたという人間の価値と、あなたの秘密とは別だし、家族の秘密もあなたの価値とは関係ありません。 あなたのこれまでの体験には、ひどい痛みがともな […]
アダルトチルドレンと秘密の起源

アダルトチルドレンと秘密の起源

あなたはどんな秘密のもとで育ったでしょうか? それは当時も知っていた秘密ですか、それとも、薄々気付いてはいたけれど、あとになってはっきりしたことですか? 秘密は、人に言いたくない病気や、法律的な問題、たとえば犯罪で逮捕さ […]
秘密はいらない、役割はいらない

秘密はいらない、役割はいらない

[過去の秘密に縛られなくなるには?役割を手放した私は、いったい誰?] 家族というのは、たくさんの部屋がある家のようなものです。 この家の数々の部屋は、過去の世代の家族や、新しく作られた家族を表わしており、すべてが直接ある […]
自分を幸せにできる人ーインナーアダルトの5つの力

自分を幸せにできる人ーインナーアダルトの5つの力

インナーアダルトの5つの力―自己確認、コントロールを手放す、感情を感じる、ニーズを見分ける、限界と境界を確立する―は、日々を安全に生きていくための土台になるし、さらに複雑なアダルトチルドレンからの回復上の問題に取り組む力 […]
限界と境界を設定する力

限界と境界を設定する力

自分のニーズを満たすためには、限界と境界を設定することが必要になります。 問題を抱えた家族で育ったということは、子ども時代に境界を尊重されず、物事の限界を教えられなかった、ということを意味します。 こうした中で生きてきた […]
子ども時代のニーズを再発見する

子ども時代のニーズを再発見する

おとなとして自分のニーズに気づくスキルを磨くには、子ども時代の感情に共感する必要があります。 なぜなら、今のニーズというのは多くの場合、子ども時代に必要だったものと同じだし、また、過去のニーズを切り捨てることは、自分にニ […]
ニーズを見分ける力(アダルトチルドレンの克服)

ニーズを見分ける力(アダルトチルドレンの克服)

自分の感情がわかるようになると、ニーズに気づくこともできるようになります。 問題を抱えた家族では、おとなは子どものニーズに注目しません。 子どもも、まだ小さくて自分のニーズがわからなかったり、おとなの十分な支えが得られな […]
感情への怖れとアダルトチルドレンの回復

感情への怖れとアダルトチルドレンの回復

感情が表現できるようになるには、表現したら何が起こるだろうという自分の怖れと向き合う必要があります。 別の言い方をしましょう。 もしあなたが母親のことを嫌いだと言ったり、父親が自分を置いて行ってしまったと言って泣き始めた […]
感情を感じる力

感情を感じる力

自分の内面をコントロールする努力をやめると、私達はさまざまな感情に気付き始めるでしょう。 どんな感情でも、次の三つの点から眺めてみることが必要です。 ・その感情への怖れ ・感情の正体を見分ける ・感情を表現する 感情を怖 […]
コントロールを手放すことで何が得られるか

コントロールを手放すことで何が得られるか

アダルトチルドレンの回復の途上にある人たちに、コントロールを手放したことで何が起こったかを聞いてみると、こんな答えが返ってきます。 ◇心の平和、平安 ◇リラックス ◇人の話が聞けるようになった ◇自分の気持ちに耳を傾けら […]
コントールできることと、できないこと

コントロールできることと、できないこと

私たちは、物事を「すべてか無か」「一か十か」で見がちです。 ですから私達の人生では、完璧にコントロール権を握っているか、あるいはコントロール不能におちいっているか、どちらかになってしまうのです! 手綱をしっかり握った状態 […]
コントロールをある程度手放す力

コントロールをある程度手放す力

この項目の「コントロール」という言葉は、ほとんどの人がよく知っているでしょう。 けれど私たちは、「ある程度」という言葉の意味がつかめません。 コントロールというのは、できているかできていないかのどちらかに思えてしまうので […]
自分を認める力

自分を認める力

子どもは、親からの確認を必要としています。 泣いている時に「悲しいんだね」と言ってもらうことは、自分の感情の確認となり、悲しんでいる自分を認めてもらえたという安心感となり、感情を出していいのだという確認になります。 何か […]
自分を認める力

「おとな」としての土台、インナーアダルト

前章でお話しした回復の4ステップは、自分の人生を過去から現在へと時間軸で見ていく作業です。 これは、布にたとえると縦糸のようなもの。 一方、この章で行うのは、「今、ここ」に焦点を当てた作業。 いわば横糸を毎日織り込んでい […]
インナーアダルトを育てる

インナーアダルトを育てる

「自分を支える5つの力を手にする。それはあなたを守り、輝かせてくれる」 亡くなった俳優のアンソニー・パーキンスは、四十歳になるまで女性が怖かったと自分のことを語っていました。 彼は弱点となっていたこの怖れ(彼はそのことで […]
アダルトチルドレンの回復上の課題に4ステップを使う

アダルトチルドレンの回復上の課題に4ステップを使う

ここまでに述べてきた4ステップは、アダルトチルドレンからの回復のプロセスで出会う様々な問題に取り組む際に役に立ちます。 例として、子ども時代の体験のために「ノーと言う」ことが難しい場合を考えてみましょう。 それは次のよう […]
新しいスキルを学ぶことにともなう感情

新しいスキルを学ぶことにともなう感情

新しいスキルを学ぶことは、情緒というより行動の問題ですが、それでも他のステップと同様、そこで生じてくる感情もあります。 新しいスキルを試したり、新たに知ったやり方で他の人と付き合おうとすれば、自信のなさでまごまごしたり、 […]