人付き合いが怖いを解消

人付き合いが怖いとは

人付き合いが怖いとは、人と接する時、他人から自分がどう見られているかが過剰に気になり、よりよい理想像の自分を見せようと背伸びをして、疲れてしまい、疲れることは嫌なので、それを根本として恐怖を感じてしまうということです。

ジョニージョニー

ポイントは人が恐竜のように見えて怖いのではなく、他人からどう見られるかが怖いのである。

人付き合いが怖くなる原因

人付き合いが怖い人とアダルトチルドレン

アダルトチルドレンとはその人の養育環境に問題があり、大人になって自立が出来ず、人付き合いが怖くなってしまうことです。

たとえば、子どもは食欲が無く、ご飯を残したいのに、親が残したらもったいないから食べなさいと無理に食べさせようとする。

無理に食べることはとても苦しい。しかしご飯を残すことは悪いことだ、という思考を固く持ってしまいます。

そして、大人になって、会社の厳しい上司などと会食する時、ご飯は残してはいけないとプレッシャーに感じ、逆にすごく食欲がなくなってしまったり、吐き気を覚えることがあります。

そして、精神的にものすごいエネルギーを使います。

また、親がアルコール依存症などで、家庭内暴力を振るわれたり、両親のケンカを頻繁に見たりすると、心の根底に不安が根づいてしまいます。

人付き合いが怖い人と愛着スタイル

まず、愛着とは何?ということですが、愛着とは子が幼少期に親によって育まれる愛情のことで、子は幼少期に親に抱きしめられると、オキシトシンという安心するホルモンを分泌し、心の根底に安心を覚えます。

そうした子が大人になると、ありのままの自分でいいんだ。というのか、それすらも思っていないかもしれません。素の自分を出せるということです。

しかし、幼少期に親によってうまく愛情をうけとれないと、人の顔色を気にするようになります。

つまり、ありのままの自分ではなく、人からどう見られているかに過剰に意識がいくことになります。

そうして大人になった人付き合いが怖い人は回避、恐れ型愛着スタイルという愛着の傷を背負うことになります。

例えば、子どもの学校のPTAの役員になった人がスピーチをする時、伝言する内容を伝えることには意識がいかず、自分の話し方は人からみて変に思われないか等に意識がいってしまいます。
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人付き合いが怖い人の遺伝的要因

やっぱり、人付き合いが怖くなってしまうのに、遺伝的要因があります。

脳内に分泌されるセロトニンというものを豊富にする人付き合いに安心を与えるlという遺伝子とセロトニンを受容する受容体が少ない人付き合いが苦手になるsという遺伝子の組み合わせが鍵となっています。

ss型の人が一番セロトニンの量も少なく、人付き合いが怖くなります。

sl型の人がその中間型にあたり、ll型の人が人付き合いに一番安心するといわれます。

ジョニージョニー

しかし、ただただ、ss型の人が悪くて、ll型の人が良いという考え方は唾棄しえます。

見方を変えると、ss型の人が用心深く、ll型の人が人付き合いでのお金の感覚がルーズだったりします。

こう考えると遺伝子にも善し悪しがあります。

このss型、sl型、ll型の遺伝子ですが、アフリカ人で一番多いタイプの遺伝子はll型で、欧米人はsl型が一番多く、日本人はss型が一番多いと言われています。

そのルーツは人類の大陸間移動で、日本人は人類発症の地、アフリカから一番遠く、その移動の最中に飢餓に襲われたり、船が難破したり、自然災害に襲われたりと、移動の間に様々な危険な目にあってきました。

そこで自分の身を守るために用心深い遺伝子sを多く所有することになったと考えられています。

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人付き合いが怖いを解消する方法!

ここからは、人付き合いが怖いを解消するのに多角的な視点から事例を交えて紹介します。

恥ずかしいと思っていることをさらけ出しましょう

学校で赤面することに怖さを感じてしまう女子のAさんは国語の時間、本読みをする時など、皆が注目する場面では伸ばした髪の毛で顔を見えなくするようにしていました。

そう過ごしているうちに本読みをする以外の特に異性と接するときは赤面することに怖さを感じるようになってしまいました。

ある日、Aさんはカウンセラーの助言を受け入れ、髪の毛を切り、思い切って顔を上げて、国語の時間、本読みをしました。

案の定、顔は真っ赤になり、読み方もしどろもどろやっと読み終えました。

しかし、ここで重大なことに気づきました。

誰も何もリアクションしなかったことです。

そうです、客観的に他人を見ると何とも思っていないのです。

そして、Aさんは次の本読みも顔を上げてしどろもどろ読み終えました。

すると、何かスッと楽になる感覚を得られました。

その次、日直でみんなの前でホームルームの進行をしている時も、顔を隠すことはしませんでした。

すると、今回もスッと楽になる感覚を覚えました。

これを繰り返し、Aさんは赤面してしまうのが怖いを克服したのでした。

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安全確保行動をしない

ジョニージョニー

人付き合いが怖いを解消するためには安全確保行動をしない!これにつきます!

安全確保行動とは、人前で声が震えるのが怖い人が震えないようにすることです。

男性会社員のDさんは、会社のマーケティング企画部に配属になってから月一のプレゼン会議をすることになってしまいました。

プライドの高いDさんは初めてのプレゼンで声が震え、すごい恥ずかしい気持ちになり、この場所から逃げ出したい衝動に駆られました。

そして、血の気が引き、少し過呼吸ぎみになりながらも、声が震えるのを抑えようとしながら初めてのプレゼンを終えました。

また、一カ月後、プレゼンがあるのかと思うと怖さで支配されてしまいます。

そして、一カ月後のプレゼンは仮病を使い会社を休んでいました。

しかし、また次のプレゼンは逃れられないと、カウンセラーの声が震えないことを隠そうとしないこと!プライドは捨てましょう、ここでプライドを捨てるということはさらに誇り高い人間になることになるんですよ。という助言をもらい、その日、プレゼン資料をまとめて出社しました。

出社してから午後1番目に始まるプレゼンまで、怖いという気持ちしかありません。

そして、プレゼンが始まりました。

数秒後に声が震えはじめて、過呼吸ぎみになってきて、一旦、空白の時間を作り落ち着かせてから、また話はじめました。

声を震えようと意識してプレゼンをすすめていきました。すると、また過呼吸になり、一旦落ち着かせてから、話し始め、10分位過ぎたあたりから楽になってきました。

声は震えたままでなんとか無事に今回もプレゼンを終えることができました。

そして、その後、部署の上司と話す機会があり、「ここの企画はよかったね。ここのここの部分の企画はこうした方がいいんじゃないかな。」という感想でした。

Dさんは、拍子抜けし、声が震える、過呼吸になる、云々より伝えたかったことはプレゼンの内容なんだ!大切なのは内容なんだ!と確信し、部署内の人付き合いも明るいものになってきました。

そして、その一カ月後のプレゼンは企画を練りに練ったものとし、声が震えるのは少し怖いものがまだあるにせよ、時間になり、プレゼンをスタートしました。

数分後、声が震えましたが、内容に集中しながら、その日のプレゼンは終えることができました。

すると、スッと気が楽になるのを感じました。

その次のプレゼンは最初は声が震えながらでしたが途中震えることもなく、無事終えることが出来、またスッと気が楽になるものを感じました。

こうしてDさんは安全確保行動をしないという声の震えの怖さを解消していきました。

途中、とてつもない怖さに襲われても怖さは突き抜けていってしまうことはなく、その場から逃げなければ解消していきます。(図)

怖さの推移

イメージは怖さを仁王立ちで受け止める感じです。

薬は安全確保行動になるのか

薬の使用はずばり安全確保行動です!本来、人付き合いの怖さを乗り越えるのにはいらないものですが、時に人付き合いが怖い障壁というハードルを下げてくれ、うまく使用すれば勇気を後押ししてくれます。

薬の使用に関しては、医師と相談のうえ、行なって下さい。

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安全基地を得るため人付き合いの距離感を調節する

ママ友の集まりが苦手なBさんはママ友4,5人と集まって話す時、和にちゃんと加わらなきゃと思うのですが、ママ友達の会話のペースについていけず、急に話しをふられた時には、声は小さく、しどろもどろになってしまいます。

そして、そのママ友の集まりが解散した時にはどっと、疲れが出てしまうとのことでした。

しかし、そのママ友の集まりの中にいるCさんにはなぜか気楽に話すことができます。

この安心できるCさんとの関係を安全基地と言います。

Bさんはカウンセラーの助言を受け、ママ友の集まりは参加してもしなくてもよく、なるべくCさんと多く接するようにしました。

そうすると楽になり、ママ友集団で集まる時も、Cさん以外の人とは距離を置き、Cさんとメインに会話するようにしました。

Cさんは、いつものほほんとした感じの人で、ずっと付き合っていけそうなママ友になりそうだとのことです。

嫁、姑のコミュニケーションにも距離感の調節が使える

人付き合い問題の代表格といってもよい、嫁、姑関係はもちろん気が合う人同士はいいのですが、ちょっとしんどさを感じている人は、距離感を離すことをおすすめします。

無理に笑顔になったり、話そうとしなくていいのです。電車で隣に座っている初対面同士の感覚です。

程よい距離感を保つことが怖さを解消するコツです。

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人が怖くて部屋に引きこもっているあなたへ

人付き合い、人が怖くて部屋に引きこもっているあなたへ、夜は部屋の外へ出られるでしょうか。家族との手紙のやりとりはできるのでしょうか。

正直大変だと思います。

でもあきらめないでください。

無理は禁物で一歩一歩です。

マニュアル通りにいえば、まずは家族に手紙で家族だけで病院に行ってもらうことから始まるかもしれません。

他人は家族のような近い距離の人と同じようにあなたを見てはいません。

木々は緑に覆われ、晴れ空はとても青いです。

本当は外は天国です。

気が向いたら外に出てみてください。

気が向かなかったら外に出なくて大丈夫です。

自分で自分をやさしくしてあげてください。

すると何か変わるかもしれません。

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まとめ

人付き合いが怖いとは背伸びして人付き合いして疲れてしまうのが嫌というのが根底にあります。

人が怪獣みたいに怖いのではなく、人からどう見られるかが怖いのです。

人付き合いが怖い原因は、養育環境の悪さと幼少期の愛情不足と遺伝要因です。

人付き合いが怖い人は、恥ずかしいと思うことをやってみよう。その際、怖いと思うことから目を背けてはいけません。怖いことを仁王立ちで受け止めましょう。

人付き合いのコツは何でも程よい距離感を保つことです。