対人恐怖症、社交不安障害の克服のいろは

対人恐怖症、あがり症、社交不安障害で悩むあなたへ。必ずそれらは克服できます。重度のあがり症・社交不安障害、対人恐怖症だった私がその克服方法をお教えします。

著者:ジョニー

「行為」のレベルで考えず、まずは存在のレベルで受け入れていく

「行為」のレベルで考えず、まずは存在のレベルで受け入れていく

誰かの役に立ててこそ、自らの価値を実感できる。 逆にいうと、他者に役立てない人間に価値はない。 突き詰めるとそれは、生まれて間もない赤ん坊、そして寝たきりになった老人や病人たちは生きる価値すらないことになってしまう。 な […]
勇気づけ

勇気づけ

他者の課題に対して、土足で踏み込んでいくような行為のことを課題の分離における「介入」といいます。 それでは、なぜ人は介入してしまうのか? その背後にあるものも、実は縦の関係なのです。 対人関係を縦でとらえ、相手を自分より […]
共同体

共同体

アドラーのいう「共同体」の概念を言葉のままに受け取って、実際の宇宙や無生物をイメージすると、理解をむずかしくしてしまいます。 さしあたってここでは、共同体の範囲が「無限大」なのだと考えればいいでしょう。 たとえば、定年退 […]
世界地図と地球儀

世界地図と地球儀

順番に考えましょう。 まず、われわれは共同体の一員として、そこに所属しています。 共同体の中に自分の居場所があると感じられること、「ここにいてもいいのだ」と感じられること、つまり所属感をもっていること、これは人間の基本的 […]
自己中心的な人

自己中心的な人

ここではわかりやすく、「自己への執着」という言葉を「自己中心的」と言い換えます。 あなたの頭の中にある自己中心的な人とは、どんな人物でしょうか? 実は「課題の分離」ができておらず、承認欲求にとらわれている人もまた、極めて […]
共同体感覚

共同体感覚

課題の分離は対人関係の出発点ということでした。 では、対人関係の「ゴール」はどこにあるか。 結論だけを答えよと言うのなら「共同体感覚」です。 これはアドラー心理学の鍵概念であり、その評価について最も議論の分かれるところで […]
全体論

全体論

アドラーの名付けた「個人心理学」という名称は、誤解を招きやすいところがあるかもしれません。 ここで簡単に説明しておきましょう。まず、個人心理学のことを英語では「individual psychology」といいます。 そ […]
嫌われる勇気

嫌われる勇気

「誰からも嫌われたくない」「わざわざ嫌われたいと願う人間など、どこにもいない」ということでした。 わたしだってそうです。他者に嫌われることなど望んでいない。「わざわざ嫌われたいと願う人間などいない」とは、鋭い洞察といえる […]
自分にも他人にも嘘はつかない

自分にも他人にも嘘はつかない

他者の期待を満たすように生きることは、楽なものでしょう。 自分の人生を、他人任せにしているのですから。 たとえば親の敷いたレールの上を走る。 ここには大小さまざまな不満はあるにせよ、レールの上を走っている限りにおいて、道 […]
他人の期待に応えるためだけの生き方は間違っています

他人の期待に応えるためだけの生き方は間違っています

他者から承認されることは、たしかに嬉しいものでしょう。 しかし、承認されることが絶対に必要なのかというと、それは違います。 そもそもどうして承認を求めるのでしょう。 もっと端的にいえば、なぜ他者から褒められたいと思うので […]
承認欲求の否定

承認欲求の否定

「貨幣とは鋳造された自由である」とドストエフスキーの小説にあります。 たしかに貨幣によってもたらされるものの正体を極言するとしたら、それは自由になるのかもしれません。 けだし名言です。 ただし、そこから「自由とはすなわち […]
勇気をもってライフスタイルを決定しよう

勇気をもってライフスタイルを決定しよう

たとえば仮に、あなたがAという人物のことを嫌っているとしましょう。 なぜなら、Aさんには許しがたい欠点があるからだと。 しかしそれは、Aさんの欠点が許せないから嫌っているのではありません。あなたには「Aさんのことを嫌いに […]
「交友のタスク」「愛のタスク」

「交友のタスク」「愛のタスク」

アドラーが唱える「仕事のタスク」「交友のタスク」「愛のタスク」の中で 「交友のタスク」とは仕事を離れた、もっと広い意味での友人関係です。仕事のような強制力が働かないだけに、踏み出すのも深めるのもむずかしい関係になります。 […]
人生のタスク「仕事のタスク」

人生のタスク「仕事のタスク」

対人関係はどれだけ大きく考えても足りないくらい、重要な問題です。 アドラーは「あなたに足りないのは、幸せになる勇気だ」といいました。 それで、どうしてあなたが他者を「敵」だと見なし「仲間」だと思えないのか。 それは勇気を […]
怒りをコントロールする方法

怒りをコントロールする方法

対人恐怖症、社交不安障害の人が面と向かって人格を攻撃されたらどうしたらよいのか。 まず、「我慢する」という発想は、あなたがいまだ権力争いにとらわれている証拠です。 相手が戦いを挑んで来たら、そしてそれが権力争いだと察知し […]
リストカットの意味

リストカットの意味

人間はタイムマシンに乗ることもできなければ、時計の針を巻き戻すこともできません。 しかし、過去の出来事にどのような意味づけをほどこすか。 これは「いまのあなた」に与えられた課題です。 社会や政治のような社会的な問題に憤り […]
競争と仲間

競争と仲間

これは競争ともつながる話ですが、対人関係の軸に「競争」があると、人は対人関係の悩みから逃れられず、不幸からのがれることができません。 なぜなら競争の先には勝者と敗者がいるからです。 具体的に自分のこととして考えてみてくだ […]
他人は気にせず今の自分よりも前へ進もう

他人は気にせず今の自分よりも前へ進もう

「優越性の追求」というと、他者より優れていようとする欲求、他者を蹴落としてまで上に昇ろうとする欲求のように思われがちです。 人々を押しのけながら階段を昇っていくようなイメージですね。 もちろんアドラーはそんな態度を肯定し […]
対人恐怖症、社交不安障害と不幸自慢

対人恐怖症、社交不安障害と不幸自慢

劣等感そのものを先鋭化させることによって、特異な優越感に至るパターンは不幸自慢です。 生い立ちなど、自らに降りかかった不幸を、まるで自慢するかのように語る人。そして他者が慰めようとしたり、変化を促そうとしても、「あなたに […]
対人恐怖症、社交不安障害と優越コンプレックス

対人恐怖症、社交不安障害と優越コンプレックス

学歴に劣等コンプレックスを抱いて、「私は学歴が低いから、成功できない。」と考える。 逆に言うとこれは、「学歴さえ高ければ、私は大きく成功できるのだ」という理屈にもなります。 これは、劣等コンプレックスの持つ、もう一つの側 […]
勇気の一歩

勇気の一歩

学歴が低ければ就職や出世の機会も奪われる。 社会的に低く見られ、成功できなくなる。言い訳でもなんでもなく、厳然たる事実ではなかろうか。 アドラーはこれらを「見かけの因果律」という言葉で説明しています。 本来は何の因果関係 […]
劣等感をバネに

劣等感をバネに

アドラーは劣等感は誰にでもあるものだと認めています。 劣等感それ自体は何も悪いものではありません。 まず、人は無力な存在としてこの世に生を受けます。 そしてその無力な状態から脱したいと願う、普遍的な欲求を持っています。 […]
劣等感

劣等感

劣等感という言葉を現在語られているような文脈で使ったのは、アドラーが最初だといわれています。 アドラーの使ったドイツ語での劣等感の文脈は、「価値」「より少ない」「感覚」という意味です。 つまり、劣等感とは、自らへの価値判 […]
人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである

人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである

孤独を感じる人は、あなたがひとりだからではありません。 あなたを取り巻く、他者、社会、共同体があり、そこから疎外されていると実感するからこそ、孤独なのです。 我々は孤独を感じるのにも、他者を必要とします。 すなわち人は、 […]
対人恐怖症、社交不安障害の人の隠された目的

対人恐怖症、社交不安障害の人の隠された目的

まず初めに言えることは対人恐怖症、社交不安障害の人は対人に対する自己評価がとても低いということです。 問題は、なぜそれほど卑屈に感じるのか、どうして自分のことを低く見積もっているかです。 それは長所がないからではありませ […]
対人恐怖症、社交不安障害を克服したい人とライフスタイル

対人恐怖症、社交不安障害を克服したい人とライフスタイル

対人恐怖症、社交不安障害を克服したい人がまずすることはライフスタイル(思考や行動)を変えると。決心することです。 例えば、誰かが「もしもあの人のような人間になれたら、幸せになれる」と言いました。 そうやって「もしも何々だ […]
幸せになる勇気

幸せになる勇気

思考や行動、性格や気質のことをアドラー心理学では、ライフスタイルといいます。 その人の世界観のことです。 たとえば、悲観的な性格だ言う人を悲観的な世界観といいます。 そうすれば少しは変われそうな気がしてきました。 そして […]
対人恐怖症や社交不安障害は善?

対人恐怖症や社交不安障害は善?

裕福で優しい両親のもとで生まれる人もいれば、 貧しくて底意地悪い両親のもとに生まれる人もいる。 もっと言ってしまえば、人種や国籍、民族の違いだって横たわっています。 しかし、何が与えられているかに執着しても現実は変わりま […]
人と競争するのをやめてみよう

人と競争するのをやめてみよう

アドラー心理学の中に優越性の追求というものがあります。 これは、自分の理想に向かって、一歩を踏み出すことです。 しかし歩いていく方向は他人と同じ方向ではありません。 右へ歩いていくのか、それとも後ろに歩いていくのか。とい […]
劣等感と劣等コンプレックス

劣等感と劣等コンプレックス

人には、もっと頭が良くなりたいやもっと優しくなりたいなどの欲求があり、これを優越性のの追求といいます。 この逆が、劣等感と言われるものです。しかし劣等感はそれをバネにして飛躍することが可能です。 例えば、私は、この前、テ […]
すべての悩みは「対人関係の悩み」である

すべての悩みは「対人関係の悩み」である

すべての悩みは対人関係の悩みです。 これで悩まないとするならば、宇宙にたったひとりになることです。 孤独を感じるのも対人関係です。 ある人は男にして身長が155cmしかないことに劣等感を感じていました。 しかし彼の友人か […]
人に嫌われたくない人の気が楽になる心理

人に嫌われたくない人の気が楽になる心理

人に嫌われたくない人は他人を喜ばせようとしてはいけない 人に嫌われたくない人とは他人に喜ばれようと自分を犠牲にして生きてしまう人のことである。 他人の為に生きるようになってしまうと、人生が堅苦しいものになってしまう。 そ […]
人に嫌われるのが怖いを克服する心理

人に嫌われるのが怖いを克服する心理

大抵の人が人に嫌われるのは嫌である。 しかし、人に嫌われるのが怖いとなると状況は一変する。 本当の自分を抑圧して、他人の為に生きるようになる辛い状況に陥る。 そこで、人に嫌われるのが怖い人がそれを克服する心理を述べてみた […]
保守的な人が自信をもつための心理

保守的な人が自信をもつための心理

保守的な人は言い寄られると簡単に引っかかる 保守的な人とは他人の批判が怖く、能動的に行動ができない人のことである。 能動的に行動できるようになると、自信がつき、いつもの風景が一変する。 そこで、保守的な人が自信を持つため […]
感傷的になりやすい人の心理と楽になる方法

感傷的になりやすい人の心理と楽になる方法

感傷的になりやすい人の気が楽になるとは 感傷的になりやすい人は「大変なことになる」と思うから疲れてしまう 感傷的になりやすい人は疲れやすい。 自分の心の底にどのくらい恐怖感があるかのメルクマールは疲れやすさである。 恐怖 […]
孤独感を感じる人が気が楽になる心理

孤独感を感じる人が気が楽になる心理

孤独感を感じる人の自己防衛としての八方美人 孤独感を感じる人の隠された「本当の自分」 孤独感を感じる彼らは「相手がほんとうの自分を知ったら相手は自分のことを嫌いになるだろう」と思っている。 そして嫌われるのが怖いから、孤 […]
臆病者が自信をつける心理

臆病者が自信をつける心理

臆病者が自信をつけるとは 臆病者は自分を失って生きづらくなる 臆病者はみんなから嫌われないように努力している。 その無理な努力では、臆病者はさびしいということは決して避けられていない。 意識のうえで臆病者は避けられている […]
エディプスコンプレックスの解消

エディプスコンプレックスの解消

エディプスコンプレックスの解消とは、男子は母親に、女子は父親に無意識に関心を抱き、同性の親に敵意を抱くこととそのことに罪悪感を感じる葛藤を解決し、心理的離乳がなされ自律した心を得ることである。 文字で書くのは単純で簡単だ […]
疑心暗鬼になった人が気が楽になる心理

疑心暗鬼になった人が気が楽になる心理

疑心暗鬼になった人はストレートに物事を頼めない 疑心暗鬼な人とは、人に合わせて生きてきて、本当の自分が信じられなくなり、その結果、他人が信じられなくなってしまったことである。 そのような状況に陥ったまま生活するのは苦痛で […]
猜疑心が強い人の気が楽になる心理

猜疑心が強い人の気が楽になる心理

猜疑心が強い人とは 猜疑心が強い人の心理 猜疑心が強い「嫌われたくない症候群」の人は、嫌われるのが怖いから犠牲を払う しかし結果は嫌われる。 ポーランドの哲学者タタルケヴィッチは「あなたが犠牲を払うから幸せになれない」と […]
人間不信に陥った人が克服する心理

人間不信に陥った人が克服する心理

人間不信に陥った人はリラックスしていないのが周囲の人にもわかる 人間不信に陥った人は恐怖感と正面から向き合うこと 人間不信に陥った彼らは小さい頃から自分の感情を表現することよりも、相手に気に入られることが第一であった。 […]
人に会いたくない人の心が楽になる心理

人に会いたくない人の心が楽になる心理

人に会いたくない人は幼児性が満たされていない 人に会いたくない人とは、幼い頃から、親の機嫌を損ねないように要求されてきて、結果、他人との人付き合いでもすごい気を遣い、心を消耗してしまった人のことである。 人付き合いが怖く […]