ある人間関係において自分がどれだけ健康な立場を保っているかを、今まであげた特徴をもとにチェックすることができます。
アダルトチルドレンを抱えたシェリアは母親との関係を探ってみたところ、すべての項目に自分がかなり高い点数をつけたことに驚きました。
なぜなら、母親とそれほど親しい感じがしていなかったからです。
関連記事
- 辛い人間関係も自分の行動次第
- 人間関係の心地良い距離感
- 人間関係がめんどくさい人の心理と対処法
- 人間関係の戦場という職場を生き抜く
- 人間関係の苦しみを緩める方法
- いい加減な自分を認めると人間関係が楽になる
けれど覚えているでしょうか、これは関係が健康かどうかを見るもので、必ずしも親しさの度合いを表わしてはいないのです。
シェリアは母親を尊重し、現実的な期待をもち、親子の関係において互いの自主性を守ることができ、力の分かち合いができています。
そしてそこには、絆と許しが存在するのです。
関連記事
- 人間関係での感情を考えるという扱い方
- 感情を放置せず、ケアをすれば人間関係は楽になる
- 人間関係での自信のつけかた
- 人間関係の疲れをとる三つの苦しさへのアプローチ
- 人間関係の感情の取り扱い
- 人間関係の疲れをとる5つの方法
アダルトチルドレンのシェリアは言いました。
「母はほとんど感情を出しません。もっとオープンになってくれたらうれしいけれど、それは無理だとわかっているんです。
それでも、母がどれだけ粘り強いかを二人で話すのは楽しいわ。
これからも母との関係を大事にしていきます」
関連記事
- 原始人メカニズムのネットまでの人間関係
- 人間関係の心地よい距離感
- 大人の人間関係でいい人でなくても大丈夫
- インターネットの人間関係
- 自分の軸をしっかり持てば良好な人間関係を築ける
- 職場での心地よい人間関係を保つ
ナザンは、17歳の息子との関係を見直してみました。
尊重、信頼、自主性、やさしさといった項目にかなり低い点数をつけています。
互いの誠実さを感じられず、期待は現実的でなく、共に過ごす時間もなければ許しも存在しません。
これは苦しい関係です。
関連記事
けれど彼は正直にこの作業をしたことで、大切なことに気付きました。
息子がフットボールをやめてしまったことでどれだけがっかりしているか。
息子の繊細さや、音楽に夢中になっていることに対してどれだけ腹を立てているか。
そして、息子との関係をよりよいものにするために取り組まなければならない一番の課題は、息子の個性と独立を尊重することだと悟ったのです。
関連記事
- 争わない心理的距離で人間関係はうまくいく
- 「縦」ではなく「横」の人間関係を構築しよう
- 人間関係が怖いから気を楽にする心理
- 人間関係がしんどいから解放される心理
- 人間関係が辛い人が気が楽になる心理
- 人間関係がうまくいかない人がうまくなる心理
自分に向き合ったことで、彼は自分が果たせなかったスポーツ選手への夢を息子に押し付けていたことを知り、自分自身のつらさには自分で責任を持つことにしました。
彼は自分や息子を許し、息子との絆を確かなものにするため、時間をかけて関係を育てたいと思うようになったのです。
ヘレンはなじみの美容師との関係を見ていくことにしました。
というのも、何かはっきりしない居心地の悪さを感じていたからです。
やってみると、尊重の項目は申し分ありません。
けれど、彼女は相手に対して誠実だとは思えませんでした。
関連記事
- 人間関係がめんどくさい人を楽にする心理
- 人間関係に疲れた人へ送る処方箋
- 人間関係に無理しない方法
- 「人間関係が苦手」な人に贈るアドバイス
- 人間関係のストレス解消法
- 誠意と道理のない附随的な人間関係を捨てる
なぜなら、できあがった髪型が気に入らないときでも、彼女は言えなかったのです。
言わなくても美容師が心を読んでわかってくれることを望んでいたのでした。
これは現実的な期待ではないとヘレンは気付きました。
彼女は自主性や力を行使していませんでした。
関連記事
それが居心地悪さの原因だったのです。